// BOM card_100_003_00,2,62 START, SET_CARD_BG_IN,100003, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪を速攻で退治した霊夢は、とりあえず責任者に文句を言うことにした。 card_100_003_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あんた、外から来る相手って card_100_003_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, ちゃんと選べないの?」 card_100_003_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふふ、幻想郷は誰でも受け入れますもの」 card_100_003_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 睨にらんでもまるで変わらない胡散臭い笑顔を浮かべる紫に、霊夢は深いため息をつく。 card_100_003_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 結界を越え幻想郷にやってくる存在は、望まれたものも、望まれなかったものもいる。 card_100_003_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「幻想入り」せずに入ってきたもの、秩序を大きく乱すと判断されたものは、退治されることもある。 card_100_003_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「しょうもないやつは card_100_003_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 敷居を跨がせなきゃいいのに。 card_100_003_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 家主の責任を問いたいわ」 card_100_003_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「招いてみないと分からないことはあるわ。  card_100_003_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 招かれざる客でも意外と仲良くできたりするし」 card_100_003_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 騒動の火種は幻想郷の中だけでも十分存在するのだ。ならせめて外からの客ぐらいは選んでほしい。 card_100_003_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, ただ、この紫という大妖怪の、幻想郷へ抱く愛情は本物だ。 card_100_003_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、怪しい騒動の裏にいたり、大事件の真相をわざと黙っていたりするのも事実。 card_100_003_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, つまりは、まったく信用が出来ない。しょせん妖怪は妖怪なのである。 card_100_003_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「じゃあせめて役に立つのが card_100_003_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 入ってくるようにしなさいよ」 card_100_003_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 「役に立つ……ねえ、  card_100_003_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 霊夢はどんな子が来たら嬉しいのかしら?」 card_100_003_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「礼儀をわきまえてて信仰心のある、 card_100_003_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, ちゃんとお賽銭を持った参拝客」 card_100_003_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……霊夢、あなたねえ。幻想郷の博麗の  card_100_003_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 巫女として、もっと自覚を持ったらどうかしら」 card_100_003_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「紫、あなたもね。幻想郷の賢者を名乗るなら、 card_100_003_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_003_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, もっと自覚を持ったほうがいいわよ」 card_100_003_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_003_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 視線が絡み合い、気まずい沈黙とともにお互い逸らすと、ひゅううと冷たい夜風が吹いた。 card_100_003_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, ……あったかいお布団が神社で待っている、明日からがんばろうと思った。 card_100_003_00_50 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,