// BOM card_100_008_01,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100008, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, お嬢様が来る前に侵入者を撃退することは、本来は容易なことだった。 card_100_008_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 咲夜にとって、時間は常に味方するもの、最大の武器だからである。 card_100_008_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ただそれは、どれだけ時間をかけても解決しない問題には無力であった。 card_100_008_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あの本当にお帰り願えませんか？ card_100_008_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 心底迷惑なのですが……」 card_100_008_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, “お客様対応”になってしまう咲夜に、霊夢は怒りを露あらわにする。 card_100_008_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あんたらが犯人じゃなかったら　 card_100_008_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, さっさと帰るわよ！」 card_100_008_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 「どこのなにの首謀者を card_100_008_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 探してるのかは知らないけど、 card_100_008_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, うちは関係ありませんよきっと」 card_100_008_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そんなのはぶっ倒したあとで確認するわよ、　 card_100_008_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 本当のことを言うわけないんだから」 card_100_008_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 凶悪な札が飛んでくる。カチリと秒針が止まる。凍った世界で距離を取る。ナイフを投げる。 card_100_008_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、どんな仕組みか非常識な巫女はそれを避ける。……本当に人間なのだろうか。 card_100_008_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……はあ。お願いだから大人しくして、 card_100_008_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, お嬢様に怒られてしまうわ！」 card_100_008_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そのお嬢様はこれから私の手で　 card_100_008_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, お休みになるんだから大丈夫だって」 card_100_008_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_008_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ますます会わせるわけにはいかない！」 card_100_008_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_008_01_42 SET_CARD_TEXT,1,1, お嬢様に危害を与える者を通すわけにはいかない、それは絶対である。 card_100_008_01_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 例え常識の通用しない相手だとしても、決して紅魔館のメイドは屈しないのだ。 card_100_008_01_44 SET_CARD_TEXT,1,1, ――お嬢様に狂信を誓う従者として、負けられない。 card_100_008_01_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 近づいてくる主の歩みを感じながら、咲夜は最後の力を振り絞った。 card_100_008_01_46 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,