// BOM card_100_012_00,2,38 START, SET_CARD_BG_IN,100012, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 上白沢慧音は半妖でありながら、人とともに暮らしている少し変わった存在だ。 card_100_012_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, しかも、人間相手に教鞭をとるという、妖怪としてはあるまじき立場にいる。 card_100_012_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_012_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「宿題の準備に手間取ったな…… card_100_012_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_012_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, もうすっかり夜になってしまった」 card_100_012_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_012_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_012_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, とっくの昔に夕日は沈み、辺りは闇に包まれ始めた。 card_100_012_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_012_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 「んんっ……明日も寺子屋だからな。 card_100_012_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_012_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, なるべく早く済ませたいものだ」 card_100_012_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_012_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_012_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 僅かな明かりに照らされながら、慧音は伸びをひとつ。 card_100_012_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 伸びのついでに顔を上げた慧音は、動きを止めた。 card_100_012_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 大地から遠い場所にある、穢れとは無縁の円形が目に飛び込んできたからだ。 card_100_012_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_012_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうか、今日は満月か」 card_100_012_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_012_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 人を狂わせるとも言われている月明かりが彼女を照らすとき、 card_100_012_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, ワーハクタクは真の力を発揮する。 card_100_012_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 角が生え、髪の色が変わり、精神性に大きな変調を来たすとともに、重要な役目を負うこととなる。 card_100_012_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_012_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……どうやら今日は眠れなさそうだな」 card_100_012_00_26 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,