// BOM card_100_017_01,2,49 START, SET_CARD_BG_IN,100017, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「こんな所で何をしているのかって? card_100_017_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ……そういえば何をしに来たんでしたっけ?」 card_100_017_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_017_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 久侘歌はキョトンとした顔で隣の映姫に視線を送る。頭の上のヒヨコも同じように首を傾げた。 card_100_017_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_017_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「曼殊沙華が満開なのでお散歩に行きませんか、  card_100_017_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, と言い出したのはあなたでしょう。  card_100_017_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, まったく……本当に、もう。  card_100_017_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, お前は少し鳥頭が過ぎます」 card_100_017_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, ふぅ、と小さく嘆息しつつ、映姫は笏しゃくで久侘歌の肩をぱしりと叩く。 card_100_017_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_017_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「門番頭であるあなたが  card_100_017_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, もっとしゃんとしないから、  card_100_017_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 部下にも舐められるのでしょうに」 card_100_017_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_017_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「えっへへ……申し訳ございません……」 card_100_017_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_017_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 長い長い、もとい、ありがたい時間が始まるというのに、久侘歌はなんだか少し嬉しそうだ。 card_100_017_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「本当に反省しているのですか?  card_100_017_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, まったく、大体あなたは……」 card_100_017_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_017_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_017_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 映姫はトントンと自分の肩を笏しゃくで叩きつつ、流れるように説教を始める。 card_100_017_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 実は久侘歌の鳥頭は“自称”とも思える時があり、本当はそこまで忘れっぽくはなさそうだ。 card_100_017_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 閻魔という激務の合間、時折幻想郷に降りてきてはプライベートなお説教をするのが card_100_017_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 映姫の休日の過ごし方……と、いうのを久侘歌は知っている。 card_100_017_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 美しい景観を見せつつ、彼女に好きなように説教をさせて羽根を伸ばさせて…… card_100_017_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 地獄の番頭神なりの優しさなのかもしれない。 card_100_017_01_37 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,