// BOM card_100_018_00,2,51 START, SET_CARD_BG_IN,100018, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 面霊気である秦こころが所有する数多あまたの面は、その数だけの感情を司っている。 card_100_018_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 喜んでいる時は女の面を、怒っている時は般若の面を。 card_100_018_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 悲しんでいる時は姥うばの面を、そして楽しい時は火男ひょっとこの面を。 card_100_018_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、彼女が今どんな気持ちなのかを一目で判別できる者は、そう多くはない。 card_100_018_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, その理由はいたって簡単。 card_100_018_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女が気分によってどれだけ面を付け替えようとも、彼女自身の表情が変わらないからである。 card_100_018_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 「失礼な話だ。 card_100_018_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 我々はこんなにも感情豊かだというのに。 card_100_018_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 見て分からないなどとは情けない。 card_100_018_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1,  ……やはりこのままではいけないな。 card_100_018_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 我々にも感情があるということを、 card_100_018_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 皆に知らしめねば!」 card_100_018_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_018_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, かつて、こころは幻想郷の人々を巻き込んだ大々的な異変を起こしたことがある。 card_100_018_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, その時の異変は過失によるものだったが、今回は故意的に騒動を起こすことにしたようだ。 card_100_018_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「面の付喪神がいつまでも無感情だと card_100_018_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 勘違いされているのはよろしくない。 card_100_018_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,  博麗の巫女には怒られてしまうかもしれないが、 card_100_018_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, これもすべては我々のため。 card_100_018_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1,  我が全六十六種の面を以て、人々に我々の card_100_018_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 感情豊かさをとくとご覧いただこうではないか!」 card_100_018_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_018_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_018_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 次から次へと面を切り替えながら、こころは仰々しい騒動への決意を新たにする。 card_100_018_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、そういう今も彼女の表情は依然変わることはなく、 card_100_018_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 高笑いをするが目が笑っていない、なんとも不気味な存在と化していた。 card_100_018_00_39 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,