// BOM card_100_027_00,2,55 START, SET_CARD_BG_IN,100027, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪は人を喰らう。 card_100_027_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, それは幻想郷で暮らす人間たちの間で長く語り継がれてきた警告であり、 card_100_027_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪たちにとっては当たり前の日常だ。 card_100_027_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, それはもちろん、幼い少女の見た目をした、宵闇よいやみの妖怪ルーミアも例外ではない。 card_100_027_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_027_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「むしゃむしゃ、がぶがぶ……ごくん。 card_100_027_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, むー、今日の味はいまいちかな」 card_100_027_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_027_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 赤く染まった口元を拭い、ほうと溜息を零すルーミア。 card_100_027_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 傍かたわらにはぐちゃぐちゃになった血肉と、薄汚れた人骨が転がっている。 card_100_027_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「お腹いっぱいになってきたし、 card_100_027_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, そろそろ美味しいので締めたいな。 card_100_027_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　……そもそも私は、 card_100_027_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 今日何人の人間を食べたんだっけ？」 card_100_027_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_027_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 両手を広げ、散らばった死肉をむむむっとルーミアは睨みつけるが……。 card_100_027_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「よく分からないから、 card_100_027_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, たくさん食べたってことでいいや！ card_100_027_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 　どうせこれからまた食べるんだし、 card_100_027_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 数えたってキリがないキリがない」 card_100_027_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さて、と。 card_100_027_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, それじゃあ次のごはんを探しに行こっと。 card_100_027_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　大人は硬くて美味おいしくないから、 card_100_027_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, できれば子どもを食べたいなー」 card_100_027_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_027_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_027_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 人類は文化を発展させる中で、十進法を生み出しました。 card_100_027_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、妖怪が食べた人間を数えることはありませんでした。 card_100_027_00_43 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,