// BOM card_100_043_00,2,45 START, SET_CARD_BG_IN,100043, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 東に事件があれば嵐のようにシャッターを切り、西に騒動があれば風のように駆けつける。 card_100_043_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_043_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 「読者が興味を抱いているのは card_100_043_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 真実などではありません。 card_100_043_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, その事件が面白そうかどうかです」 card_100_043_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_043_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 必要なのは決定的瞬間。その一枚さえあれば衝撃を伝えられる。 card_100_043_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, たとえ当事者に恨まれようとも、たとえ被害者に嘆かれようとも、最速のブン屋は気にしない。 card_100_043_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 新聞が読まれればそれでいい。 card_100_043_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 購読者が増えればそれでいい。 card_100_043_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分勝手で新聞のネタが最優先、ネタのためならトラブルなんて気にしない鴉天狗。 card_100_043_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, それこそが射命丸文であり、それこそが文々。新聞の記者なのだ。 card_100_043_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「記事の内容など所詮はオマケ。 card_100_043_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 最高の事件は写真と見出しだけで、 card_100_043_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 九割の読者が満足するのよ!」 card_100_043_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_043_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, もちろん詭弁だ。しかし、詭弁こそが世の中を動かすという事を、彼女はよく知っている。 card_100_043_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_043_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今日もどこかで誰かが事件でも card_100_043_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 起こさないかしら」 card_100_043_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_043_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_043_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 自慢のカメラと手帳ー文花帖ーを携え、射命丸文は今日も幻想郷を飛び回る。 card_100_043_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, そこに、捏造し甲斐のある事件がある限り――。 card_100_043_00_33 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,