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「さぁさ踊ろよ狂おうよ!」
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主に命じられるがままに、ただひたすらに踊って踊って踊り続ける存在、それが僕さ!
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相方である里乃は精神力を引き出して。
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そんでもって僕は生命力を引き出すんだ。
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なんだそれは、だって? そんな事僕には分からないし知らないし理解しようとも思わない。
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主人である隠岐奈様に言われるがまま、僕も里乃も踊るだけさ。
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悪も、善も、嘘も、誠も、僕にはぜーんぜん関係ないね!
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ちょーっとおっちょこちょいな僕だけど、何もかも包み隠さず踊るのさ。
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僕の使命は、僕の存在意義は、僕の行動理由は、全なる主の為に。
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「ありゃ? ひょっとして、しくじった?」
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とある地蔵の背中に開けた潜在能力の扉。
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どうやらそこを閉め忘れちゃったみたい。
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でもそんなの関係ないね。
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「後戸の国へようこそ!
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今までのはテストだよ!」
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しくじったなら、それを取り返せばいいだけの話なんだから!
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