「霊夢~紫~……。ありゃ?」
眠りから目覚め、ゆっくりと身を起こす萃香。
夢でも見ていたのだろうか、そこにいたはずの霊夢の姿はなかった。
「う~ん……なんじゃこりゃ。
昨晩はちょっと呑み過ぎたみたいだな」
萃香の傍らでは、大木がなぎ倒されている。
それは萃香の鬼としての強力な力を示していた。
「まあいいか!後で新しい木でも植えておこう!」
「そうだそうだ、
せっかくだし霊夢たちと宴会でもするか!」
「毎日呑んで騒げるなんて、最高だなー」
酒を抱え、霊夢のいる神社へと歩いて行く萃香。
毎日呑み歩いている彼女だが、本当は恐ろしく強大な力を秘めている。