// BOM card_100_076_00,2,50 START, SET_CARD_BG_IN,100076, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「地上から見る月は綺麗ね。狂おしいほどに綺麗」 card_100_076_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 永遠亭の縁側に立つ古のかぐや姫はほぅ、と溜息を吐いた。 card_100_076_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, かつて月から追放され、それから幾星霜いくせいそうの時を生き続けた月の姫。 card_100_076_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「永遠の魔法は歴史を止め、 card_100_076_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 成長を止め、時間を止める。 card_100_076_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 　時間が止まれば card_100_076_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 動き続ける時の中では認識されなくなる。 card_100_076_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, ふふ、貴方には少し難しいかしら」 card_100_076_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 輝夜は手に持つ神具、蓬莱の玉の枝をゆらりと振る。 card_100_076_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 「五つの難題、そう言えばそんな事もあったわね」 card_100_076_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 地上へ降り立った数百年前の思い出、億を生きる輝夜にとっては須臾しゅゆの時と同じ。 card_100_076_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし須臾しゅゆを操る輝夜には例え須臾であってもその彩が褪せる事は無い。 card_100_076_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こんな昔ばなしをしても、意味がないわね」 card_100_076_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, にこりと微笑んだ輝夜はふわりと宙に浮く。 card_100_076_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さぁ始めましょう。 card_100_076_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 貴方はたまの、いえ……。 card_100_076_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　弾のお客さんなんだから、 card_100_076_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_076_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 楽しまないと損ってものよね」 card_100_076_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_076_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 月光を背にした古の姫はその凄艶さを露わにした。 card_100_076_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 月影と月明りの狭間で来客をもてなすべく、華麗な弾幕が舞い踊り始める。 card_100_076_00_38 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,