// BOM card_100_094_00,2,62 START, SET_CARD_BG_IN,100094, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「お嬢様も無理難題を押し付けるんだから card_100_094_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ……困ったものね」 card_100_094_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_094_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 月明かりが照らす夜。咲夜はレミリアの命を受け、任務を遂行するべく夜空を駆け抜ける。 card_100_094_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 夜を紅に染めることが主である吸血鬼の願いならば、咲夜は躊躇うことなく実行するだろう。 card_100_094_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_094_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「夜は私とお嬢様のテリトリー。 card_100_094_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 姿を晒すということは、 card_100_094_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, それ相応の覚悟があるのでしょうね」 card_100_094_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 姿を見せる敵に対し、不敵な笑みを浮かべる咲夜。夜の彼女に対峙した存在は、 card_100_094_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 瞬きする暇もなく消えてなくなってしまう。夜の吸血鬼を守る騎士たる彼女は時間を操り、 card_100_094_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 楯突く存在を完膚なきまでに打ち砕く。あとに残るのはそこに誰かがいたという残滓だけ。 card_100_094_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_094_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……あら、口ほどにもない。 card_100_094_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 呆気ないものでしたね」 card_100_094_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_094_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, ナイフを懐にしまい、咲夜は再び闇夜に紛れる。次なる得物を見つけるために。 card_100_094_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「大丈夫です、お嬢様。 card_100_094_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, そう時間はかかりませんので」 card_100_094_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……もしかして私を心配してくださっています？ card_100_094_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, ええ、冗談です」 card_100_094_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_094_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 屋敷で帰りを待つレミリアと語り合う咲夜。 card_100_094_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 表情こそあまり変化はないが、その声は心なしか弾んで聞こえる。 card_100_094_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 口数は少ないながらも、固い信頼が感じられた。 card_100_094_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そんなに気になるなら、 card_100_094_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, お嬢様が仕事をすればいいのに……」 card_100_094_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 「なんて、お嬢様が直接手を出しては card_100_094_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 沽券に関わりますから。仕方ありませんね」 card_100_094_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あぁ。帰ったらたまには card_100_094_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_094_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, 私を労って欲しいのですけれども」 card_100_094_00_50 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,