// BOM card_100_098_00,2,61 START, SET_CARD_BG_IN,100098, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「おっ、目が覚めたみたいですね。調子はどう？ card_100_098_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, お腹減ってません？」 card_100_098_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ばあっ！　驚いた？　 card_100_098_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたは今、船に乗ってるんだよ？」 card_100_098_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 名も無き人間が目を覚ますと、そこは村紗が船頭を務める船の上だった。 card_100_098_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, なぜか小傘も同乗しており、楽しそうに人間の顔をのぞき込んでいる。 card_100_098_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ん？　この船がどこに向かってるのか card_100_098_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 気になるって？」 card_100_098_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「えへへー、今から私たちはねー。　 card_100_098_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 忘れられた者たちが集まる場所に行くの」 card_100_098_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 改めて周囲を見回した人間は、乗っている船がボロボロの難破船であることに気付く。 card_100_098_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, ボロボロで、今にも壊れそうな船は海に浮かんでいるのが不思議なぐらいだ。 card_100_098_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「貴方もみんなに忘れられたものなんでしょう？ card_100_098_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 気にしないで、 card_100_098_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　今から行く場所なら card_100_098_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, そんなこと気にしなくて済むから」 card_100_098_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「誰も知らない場所で、　 card_100_098_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, みんながみんな何も知らない。　 card_100_098_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　忘れられて、名前も無くて。　 card_100_098_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, それでも楽しく笑って過ごせる場所なんだよ」 card_100_098_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 小傘と村紗が人間に手を差し伸べる。名も無き人間は呆然としながらも、ふたりの手を取る。 card_100_098_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、一緒に行こうよ。　 card_100_098_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 忘れられたものたちの楽園に」 card_100_098_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 「舵取りは任せてください。 card_100_098_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, お前をちゃんと送り届けてあげますよ」 card_100_098_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, いつしか船は海の上でなく、宙を舞っていた。 card_100_098_00_49 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,