// BOM card_100_098_01,2,59 START, SET_CARD_BG_IN,100098, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「よーし、着いたぞ。 card_100_098_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, ここが忘れられたものたちの楽園だ」 card_100_098_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「えへへー。いろんな子たちが来てるねー！　 card_100_098_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 見て見てー！」 card_100_098_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, ふたりの声に導かれ、名も無き人間も船を降りて宙を舞う。ふわりと宙に浮かびながら card_100_098_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 周囲を見回してみると、そこにはさまざまな物や生き物、霊や神仏まで楽しそうに舞っている。 card_100_098_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ここにいるものはみーんな、 card_100_098_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 色んな人に忘れられちゃったんだよ～。　 card_100_098_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 無くした物とか、忘れ物とか……」 card_100_098_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「忘れられてしまった神様なんかもいますね。 card_100_098_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, どうです？　悪くないでしょう？ card_100_098_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 　あなたも今日からその一員ですよ。 card_100_098_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, もっと楽しそうにあちこちまわってみませんか」 card_100_098_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 村紗に言われたとおり、名も無き人間は周囲を巡る。 card_100_098_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 野ざらしになった廃屋……。誰の物かも分からない靴……ボロボロの着物……朽ち果てた人形……。 card_100_098_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「忘れられたものだけど、昔はきっと誰かに　 card_100_098_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 大事にされてたこともあるんだろうねー」 card_100_098_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 小傘はそう言いながら、周囲に散乱している物たちに語りかける。 card_100_098_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, すると物たちは小傘の声に応えるように、小気味よく動いてみせた。 card_100_098_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 「もう少しすれば、ここにある物も私と同じように card_100_098_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪になれるかもねー」 card_100_098_01_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あー。そうだ、あなたもいつか　 card_100_098_01_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 私と同じような妖怪になれるかも！　 card_100_098_01_42 SET_CARD_TEXT,1,1, そしたら仲間だね！　一緒に頑張ろうよ！　 card_100_098_01_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 毎日が楽しいよ！」 card_100_098_01_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_098_01_45 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_098_01_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 小傘の笑顔を見つめながら、名も無き人間モノはそれも悪くない……と思ったとか。 card_100_098_01_47 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,