// BOM card_100_111_00,2,61 START, SET_CARD_BG_IN,100111, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 庭師は庭を守るのが仕事らしい。 card_100_111_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, だから庭への侵入を試みる不埒な輩を退治するのは、白玉楼の庭師である妖夢の仕事なのだ。 card_100_111_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふう……悪霊を退治するのも庭師の仕事。 card_100_111_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, これも私の役目です」 card_100_111_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 白玉楼の庭に無断で侵入してきた悪霊を一太刀で斬り伏せる妖夢。 card_100_111_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, こういう仕事は彼女にとって、日課である。 card_100_111_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 恐らく世の庭師という存在は、こうして毎日侵入者を撃退しているのだろう。 card_100_111_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……いや、そんなことはないような気もします。 card_100_111_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 庭師という職は番兵とは違うと思うのですが」 card_100_111_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし真面目な妖夢はそれに対して異を唱える気はさらさら起きなかった。 card_100_111_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 仮に業務内容が違ったり何故か異変を解決するために駆り出されることがあったとしても、 card_100_111_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 至上の剣士を目指す彼女にとってはそれらすべてが修行の一環。 card_100_111_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「とはいえ一応庭師という card_100_111_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 肩書きを与えられている以上、 card_100_111_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, まったく庭師らしい仕事をしていないのも card_100_111_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 　それはそれで問題な気がしますね……。 card_100_111_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 庭師らしく、 card_100_111_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, たまには庭に何かしたほうがいいのかも」 card_100_111_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖夢は先日人里で購入した『庭師の心得』なる本を開いてみる。なるほど、なかなか奥が深い。 card_100_111_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「木の枝を切って整える……庭の景観、 card_100_111_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 色のバランス……センスが問われる職人技ですね」 card_100_111_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 本の内容を確認しつつ、妖夢は並んで生えている桜の木をじっと見つめる。 card_100_111_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……少しぐらい切ってみてもいいかも card_100_111_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, しれませんね。形を整えるのもやぶさかではない」 card_100_111_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_111_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_111_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖夢は刀を抜き、桜の木に向かって構える。これも修行の一環だと自分に言い聞かせて。 card_100_111_00_49 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,