// BOM card_100_112_00,2,54 START, SET_CARD_BG_IN,100112, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 「やぁやぁ小傘。この私に何か用かい？」 card_100_112_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_112_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 桜舞い散る境内にて、封獣ぬえは歪な翼をゆらゆら揺らしながら、わざとらしい笑みを浮かべる。 card_100_112_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の眼前にいるのは、唐傘の付喪神つくもがみである多々良小傘。 card_100_112_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 眉を吊り上げ、口をきゅっと結んだその姿から、どうやらだいぶご立腹のご様子だが……。 card_100_112_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「もちろん、あなたを驚かせに来たのよ！ card_100_112_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 　いつもいつも驚かされてばかりで、 card_100_112_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 私のプライドはもうズタズタなんだから！」 card_100_112_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_112_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そいつは悪いことをしたわね。でも、返り討ちに card_100_112_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, されるそっちにも非があるんじゃない？　 card_100_112_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 私はただ、やられたことを　 card_100_112_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, やり返しているだけだしさ」 card_100_112_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うるさいうるさいうるさーい！ card_100_112_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 誰かを驚かせるのは私の専売特許なの！ card_100_112_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, それを奪おうとするだなんて言語道断！　私は card_100_112_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 私のアイデンティティを守ってみせる！」 card_100_112_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_112_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 小傘は勢い良く傘を振り上げ、ドドンと石畳を踏みしめる。 card_100_112_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 唐傘から垂れる長い舌はぬえを挑発するかのように、べろんと宙を舐めた。 card_100_112_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふぅん……じゃあ、 card_100_112_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, あんたなりに私を驚かせてみなよ。　 card_100_112_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 私には思いつきさえしないような、　 card_100_112_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, とびっきりの方法でさ」 card_100_112_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_112_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「上等よ！ card_100_112_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_112_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 私の本気を今こそ見せつけてやるんだから！ card_100_112_00_42 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,