「私が誰かって?
私はただの健康マニアの焼き鳥屋だよ」  
迷いの竹林、その深所。 迷いに迷った来訪者を出口まで案内したり、 妖怪の被害から人間を守るボランティアのような事を率先して行っている妹紅。 本当に焼き鳥屋を営んでいるのかは不明だが、蓬莱山輝夜とは深い因縁がある。 【老いる事も死ぬ事も無い程度の能力】を持つに至ったのは、他ならぬ輝夜が原因なのだから。
「死んで産まれて生きて死んで死んで生きて生きて
生きていても死んでいてもどちらも私。
私という存在は永遠不変」  
不死を表すフェニックス、死んでは自らの業火の中から蘇る火の鳥。 火の中の鳥、所謂焼き鳥だ。
「あぁ! 生きているって素晴らしいなぁ!」   妹紅は肉体が不老不死なだけで、本質的には人間と同じで飲食はするし痛みも感じる。 不老不死となり永年を彷徨い続け幻想郷に辿り着き、ついに因縁の輝夜と再会を果たすが、 同じく永年を生き続けてきた彼女に似たものを感じた今では、楽しみながら殺し合いをしているのだ。   「今日こそ殺す、必ず殺す!」