// BOM card_100_134_01,2,48 START, SET_CARD_BG_IN,100134, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「いやぁまさかバレるとは思わなかった」 card_100_134_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_134_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そりゃバレるわよ……ねぇもうやめない?  card_100_134_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 人を騙してお金儲けするの」 card_100_134_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_134_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 常日頃から詐欺紛いの品物を売りつけているてゐは、 card_100_134_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 客に不審がられて詰められることも、よくあった。 card_100_134_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 「かわいいじゃん。カラー兎。普通の白兎の毛を card_100_134_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 染料で染めただけだけど。 card_100_134_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1,  それに河童製の染料だから水で落ちないし、 card_100_134_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 兎の身体にも害はないつくりさ。 card_100_134_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 我ながら完璧だと思ったんだけどね」 card_100_134_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_134_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「自分から、染料で染めましたって  card_100_134_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 白状しなければね」 card_100_134_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, てゐは詐欺師でありながらも、ちょっと抜けた一面があり、失敗することもしばしば。 card_100_134_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, というより、杜撰な作りの商品の粗が、幸運にする程度の能力のおかげで見逃され、 card_100_134_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, ギリギリ商売として成り立っているというのが現状だ。 card_100_134_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_134_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いやぁ失敗失敗。じゃあ次は card_100_134_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 五つ葉のクローバーでも作って売るか」 card_100_134_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_134_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_134_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, てゐは兎だったころ、騙されて怒ったワニに毛皮を全部剥がされた、つらい思い出がある。 card_100_134_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、どんな凄惨な目に遭っても、その曲がりきった性根は直らなかったようだ。 card_100_134_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, もし屋台で色とりどりの兎が売られていたら、その店主はもしかしたら幸運の妖怪兎かもしれない。 card_100_134_01_36 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,