「うおおーーー!! 凍れ凍れ!
あたいの力でもっともっと凍れ!」  
桜が舞う季節に、場違いな程巨大な氷を降らせる妖精がいた。   「幻想郷サイキョー妖精は、
春だって凍らせて、カッチカチにしてやる!」  
自称幻想郷サイキョー妖精のチルノは、 春だろうと夏だろうと関係なく、冷たい世界を作り上げる。
「どうだー! 見たかー!
あたいの力をーーー! もっともっとだー!」  
誰に頼まれてもいないのに、 辺り一面を氷付けにしてしまうチルノ。 他の者にとってははた迷惑かもしれないが、 もしかしたらその力は妖精として、 本当に幻想郷サイキョーなのかもしれない。