// BOM card_100_139_00,2,72 START, SET_CARD_BG_IN,100139, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「……ひとつ、気になることがありまして。 card_100_139_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, なんで私がキジなんですか！？説明を求めます！」 card_100_139_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_139_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 久侘歌だって桃太郎はよく知っている。昔々の日本のお伽噺。 card_100_139_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, もっとも久侘歌からしてみれば、昔ではなくわりと最近寄りの物語かもしれないが。 card_100_139_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_139_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ええ、もちろん皆さんで桃太郎一行に扮して card_100_139_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 鬼退治へ行くことは理解していますとも。 card_100_139_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 　ですが私がキジというのは納得がいきません。 card_100_139_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, なぜなら私はニワトリなのですから」 card_100_139_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……はい？　ニワトリよりキジの方が綺麗だし、 card_100_139_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 立派な鳥だろう？　喜んでくれるかと思った？」 card_100_139_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_139_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 久侘歌は信じられない、とでも言うような顔で全身をわなわなと震わせる。 card_100_139_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_139_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あり得ませんっ、断じてあり得ませんよ！ card_100_139_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 本来ニワトリはキジよりも崇められる神聖な鳥。 card_100_139_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 　ですからキジと同列に見做されては困ります！ card_100_139_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 私はニワトリに誇りを持っていますので」 card_100_139_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 鶏はキジ科の鳥である。 card_100_139_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, だから久侘歌がキジ役になることに問題はないはずだが、どうやら納得いかないらしい。 card_100_139_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_139_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「違います違います！確かにキジは仲間ですとも！ card_100_139_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, ですがキジはキジ、ニワトリはニワトリです！ card_100_139_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, キジよりもニワトリは美しい。 card_100_139_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 一緒くたにされるだなんて、心外です！」 card_100_139_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ほら見てください、この立派なトサカ！ card_100_139_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, キジにありますか？ card_100_139_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, それだけ凄いと思いませんか、ニワトリが！」 card_100_139_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, えっへん、とでも言うかのように胸を張る久侘歌。 card_100_139_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_139_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, 「まあ、今回はその無知に免じて card_100_139_00_54 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_55 SET_CARD_TEXT,1,1, キジ役を引き受けましょう。 card_100_139_00_56 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_57 SET_CARD_TEXT,1,1, 　ですが、あくまでニワトリが上だということは card_100_139_00_58 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_139_00_59 SET_CARD_TEXT,1,1, お忘れなきように！」 card_100_139_00_60 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,