// BOM card_100_150_00,2,65 START, SET_CARD_BG_IN,100150, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, その湖には人の営みも、妖精たちの話し声も、妖怪の嘶いななきも……神様の宣告だって存在しない。 card_100_150_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, だからこそ、ルナサ・プリズムリバーは湖の畔でひとり、 card_100_150_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, ヴァイオリンを奏でることにした。 card_100_150_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_150_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ここはとても静かだからね。 card_100_150_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷のどこよりも落ち着ける。 card_100_150_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 　もちろん、騒がしいのも嫌いじゃない。 card_100_150_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 騒がしい演奏会をよく開いているしね」 card_100_150_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……でも、時々こうして、静かなところで card_100_150_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, ひとり、ヴァイオリンを弾きたくなるんだ」 card_100_150_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_150_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 大衆に聴かせる演奏ではない。自分の本能の赴くままに奏でる、小さな小さな演奏会。 card_100_150_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_150_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あそこに廃墟が見えるだろう？　あれは私たち card_100_150_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 三姉妹が暮らしてる、居心地の良い洋館さ。 card_100_150_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　あの廃墟を見ながら弾くヴァイオリンの card_100_150_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 心地よさは、筆舌に尽くしがたいよ」 card_100_150_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, ルナサの奏でたヴァイオリンの音色は草木を、水面を、空気を揺らす。 card_100_150_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, それは彼女がポルターガイストであるという何よりもの証拠である。 card_100_150_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_150_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「彼らは勝手に私の演奏を聞いているんだ。 card_100_150_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, そして、その感動に打ち震えてくれている。 card_100_150_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 　私はちっぽけな騒霊だけど、今この時だけは、 card_100_150_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, この幻想郷を掌で踊らせている」 card_100_150_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 旋律が激しくなり、大きくなり……その度に、幻想郷に僅かな変化が訪れる。 card_100_150_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_150_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ここからラストスパートだ。 card_100_150_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, この世界が壊れるぐらいの演奏に、 card_100_150_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, どうぞ耳を傾けたまえ」 card_100_150_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_150_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_150_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 静寂というキャンパスを、ルナサはヴァイオリンの音色を以て、鮮やかに彩っていく。 card_100_150_00_53 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,