// BOM card_100_152_00,2,57 START, SET_CARD_BG_IN,100152, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, グランドピアノの旋律が、薄暗い店内を縦横無尽に駆け回る。 card_100_152_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, ハミング交じりに鍵盤を弄ぶのは、 card_100_152_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, プリズムリバー三姉妹の末っ子、リリカ・プリズムリバーだ。 card_100_152_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_152_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ピアノもいいけど、 card_100_152_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, それだけだと物足りないでしょう？ card_100_152_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 　そんな欲張りなリスナーのために、 card_100_152_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, こんなかくし芸を用意してみたわ」 card_100_152_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, リリカが指を鳴らすと、周囲に置いてあった楽器が宙を舞った。 card_100_152_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、それだけではない。なんと、浮遊した楽器がひとりでに音色を奏で始めたのである。 card_100_152_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_152_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私は三姉妹の中で唯一、 card_100_152_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 全ての楽器に精通している。 card_100_152_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 　それに騒霊ポルターガイストだから、 card_100_152_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 手で触れずに楽器を操ることができるってわけ」 card_100_152_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_152_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, たったひとりで数多の楽器を扱うその姿は、まさに楽団の指揮者の如く。 card_100_152_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 楽器を同時に操れるとはいえ、それぞれの楽器から異なる音色を引き出すなど、 card_100_152_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 凡人の為せる業ではない。 card_100_152_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 「一人で全部演奏するの、派手で映えるでしょ？ card_100_152_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 　だからウケが良かったのよね、 card_100_152_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　姉さんとか、姉さんとか…… card_100_152_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 妹とかに」 card_100_152_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_152_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さ、満足いくまで聴いていってくださいな。　 card_100_152_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 当然、お代はいただくけどね？」 card_100_152_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_152_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_152_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, リリカのソロ演奏は、本当は誰かを慰め、元気づけるために始めたものなのかもしれない。 card_100_152_00_45 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,