// BOM card_100_168_00,2,66 START, SET_CARD_BG_IN,100168, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 現世と幽世の境界は常に揺らいでいて、周囲の環境によって、濃くもなれば薄くもなる。 card_100_168_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷の外にあるとある国では、ちょうどこの時期が最も境界の安定性が揺らぐ時期であり、 card_100_168_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, その揺らぎの影響により、世界は魔力に溢れ、最も危険な夜が訪れるという。 card_100_168_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「じゃあ、その揺らいでしまった境界線は card_100_168_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, どうやって戻すのよ？」 card_100_168_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 魔法の森でひっそり暮らす魔法使いのその言葉に、珍しく外に出ていたパチュリーは card_100_168_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 家主が用意した紅茶で喉を潤わせながら、求められているであろう答えを返した。 card_100_168_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「何でも、家の前で篝火を焚くだけで　 card_100_168_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 揺らいだ境界を安定させることができるらしいわ」 card_100_168_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……え、それだけ？ card_100_168_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 　現世と幽世が入り混じるかもしれない、 card_100_168_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 割と危険な状況なのに、 card_100_168_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 篝火を焚くだけで何とかできるものなの？」 card_100_168_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私も同じ疑問を抱いているのだけれど、　 card_100_168_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 本にはそう書いてあるから、そうなんじゃない？」 card_100_168_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「もしかして、外の世界の魔法って card_100_168_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷より進んでいるのかしら……」 card_100_168_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 本に書いてあるなら納得するしかない……とはいっても、あまりにも合理的ではない対処法に、 card_100_168_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, アリスは不服そうに眉を顰める。納得できないものはしょうがないのだ。 card_100_168_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「わかったわ。 card_100_168_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, じゃあ、私たちで実際に試してみましょう。 card_100_168_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 　ちょうど今はその境界が揺らぐ時期なのだし。 card_100_168_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 試すには打ってつけでしょう？」 card_100_168_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そう。頑張ってね。　 card_100_168_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 結果だけ教えてくれればいいから」 card_100_168_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あなたも一緒にやるのよ。 card_100_168_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_168_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 観測者は多いに越したことはないでしょう？」 card_100_168_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_168_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……まぁ、紅茶の代金分ぐらいは　 card_100_168_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, こき使われてやっても良いけど」 card_100_168_00_54 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,