// BOM card_100_173_00,2,59 START, SET_CARD_BG_IN,100173,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「おかしいわね。松茸がぜんぜん見当たらないわ」 card_100_173_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 輝夜は松茸を求め、きょろきょろと山の斜面を見る。 card_100_173_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 松茸狩。いつもならペットのうさぎにでも任せることではある。なんであれば止められたのだが。 card_100_173_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「たまには自分で探すのも card_100_173_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 風情があると思ったのだけれど……」 card_100_173_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 今夜は満月、月の下で豊穣祭という名の秋のお祝いを開くつもりだ。 card_100_173_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 秋の味覚を集めるために輝夜以外にも、永遠亭のものたちは幻想郷を奔走している。 card_100_173_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「でもおかしいわねえ。アカマツを card_100_173_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 巡っても巡っても、なかなか集まらないわ……」 card_100_173_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 松茸とは文字通り『マツ』に生える『きのこ』であり、輝夜が探す場所は間違いではない。 card_100_173_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 今までも松茸があったであろう痕はあった、あったがなくなっている、つまりはつまり……。 card_100_173_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……ははは、どうも」 card_100_173_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ああ、なるほど。そうよねえ」 card_100_173_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 藪から出てきた白狼天狗の椛が、松茸を籠にいれて背負っているのに輝夜はため息をついた。 card_100_173_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「松茸狩ですよね。すみません。　 card_100_173_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, ここらは採ってしまったのでありませんよ」 card_100_173_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いいのよ。まだ心当たりはあるもの。 card_100_173_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, そう、この先の滝向こうに……」 card_100_173_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……言いにくいのですが、そこは先ほどもう…… card_100_173_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, ひっ、すみませんっ！」 card_100_173_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_173_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 天狗社会は縦社会。きっとこの天狗も上から命令されてやっているだけ。だから悪くない。 card_100_173_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「やるじゃない。山の白狼天狗も……！」 card_100_173_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_173_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 哨戒天狗は土地勘に強い。自分は知識での勝負となるだろう。だが……負けるつもりはない。 card_100_173_00_47 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,