// BOM card_100_185_00,2,84 START, SET_CARD_BG_IN,100185,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「こ、これは凍えてしまいますね。しかし card_100_185_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 門番の仕事を離れる訳にもいきませんし……」 card_100_185_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷の冬は紅魔館にも容赦なく訪れていた、掻いても掻いても降り積もる雪、そして雪、雪。 card_100_185_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 「雪かきが馬鹿らしくなっちゃいます。これじゃ card_100_185_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 紅魔館が白魔館になってもおかしくありませんよ」 card_100_185_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……そうならないようにするのが、貴方の仕事」 card_100_185_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, まるで最初からそこにいたかのように現れたメイド長は、門番の仕事を確認しにきたようだ。 card_100_185_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうはいってもこの量ですよ、咲夜さん」 card_100_185_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 「もうすぐパチュリー様が雪解けの魔法をお使いに card_100_185_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, なられるわ。それまでは頑張りなさい」 card_100_185_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「それはそれは……ハックション！ card_100_185_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, うーん、それまでに私が card_100_185_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 永遠の眠りについてなければいいですが」 card_100_185_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「居眠りは極刑です。……とはいえ、そうね。 card_100_185_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 確かに寒いわ。防寒具でも用意しましょうか」 card_100_185_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 咲夜は雪山と真っ赤な美鈴の顔を見て眉を少し上げ、早急に手配しましょうと何度もうなずいた。 card_100_185_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ひょっとして手編みのマフラーでも card_100_185_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 編んでいただけたり？　……なんちゃって」 card_100_185_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 「マフラー程度でいいの？ card_100_185_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, なら、すぐ用意するけど」 card_100_185_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 「え」 card_100_185_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「もしかして、私に編み物が出来ないとでも？」 card_100_185_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いやいや、まさかそんな！」 card_100_185_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, 冗談を真にとられ美鈴は慌て始めた。忙しい咲夜にそんなことまでさせるのは申し訳ない、と。 card_100_185_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 「たいした手間ではないし、 card_100_185_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, 時を止めてしまえばすぐに出来上がるわ」 card_100_185_00_54 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_55 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_56 SET_CARD_TEXT,1,1, さて困った、こうなったら咲夜に任せるほかない。美鈴は悩み、ふとそこで閃いた。 card_100_185_00_57 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_58 SET_CARD_TEXT,1,1, 「で、でしたら、私もマフラーを編むので card_100_185_00_59 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_60 SET_CARD_TEXT,1,1, 交換と言うことにしませんか……？」 card_100_185_00_61 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_62 SET_CARD_TEXT,1,1, 「交換……？」 card_100_185_00_63 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_64 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_65 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ええ！　せっかくですし」 card_100_185_00_66 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_67 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_68 SET_CARD_TEXT,1,1, 「それは……気持ちは嬉しいけれど」 card_100_185_00_69 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_185_00_70 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_185_00_71 SET_CARD_TEXT,1,1, 悩ましげに咲夜は「でも貴方、マフラー編めるの？」と言って、美鈴は「あ」と間抜けな声を上げた。 card_100_185_00_72 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,