// BOM card_100_188_00,2,74 START, SET_CARD_BG_IN,100188,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 子どもたちが退屈に思わない授業とはどういうものなのか。 card_100_188_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 意見を求めた慧音によって集められたアドバイザーたちの中で一人、 card_100_188_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 鈴仙・優曇華院・イナバはかつて所属していた軍を元に、 card_100_188_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分が求める教官像を思い浮かべていた。 card_100_188_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_188_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「訓練生と言えば、厳しくも険しい訓練の日々を card_100_188_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 過ごすもの。当然、心身ともに疲弊しているわ。 card_100_188_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 仲間内での争いだって耐えないでしょう。 card_100_188_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな時、信頼できる教官がいたら card_100_188_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 楽しいかもしれないわ」 card_100_188_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 想像するは教え子の一人が乱闘騒ぎを起こした際の出来事。ここでは仮に東風谷早苗としておこう。 card_100_188_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_188_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「よし、訓練終了！　解散！ card_100_188_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, ……早苗！貴様はここに残れ！ card_100_188_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 貴様に話したいことがある！」 card_100_188_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_188_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「チッ……。なんですか、鈴仙教官殿。 card_100_188_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 別に訓練に手を抜いたりした覚えはないのですが」 card_100_188_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「貴様、また外出中に乱闘騒ぎを起こしたな。 card_100_188_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 報告が来ているぞ。どうして喧嘩なんかしたんだ。 card_100_188_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 忘れたのか？　これ以上問題を起こしたら、 card_100_188_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 退学になると言われていただろう！」 card_100_188_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_188_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「別に。ただムカついただけですよ。 card_100_188_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 退学でも何でも、好きにしたらいいじゃない」 card_100_188_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_188_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, ぶっきらぼうに言い放つ訓練生。しかし、鈴仙は溜め息の後、慈愛に満ちた笑みを浮かべる。 card_100_188_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……まったく、不器用なやつだな。 card_100_188_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 本当は、仲間を助けるために戦ったんだろう？ card_100_188_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, もし仲間が絡まれていたとしたら、 card_100_188_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 貴様はきっと、助けに入るだろうからな」 card_100_188_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_188_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 訓練生ひとりひとりのことをしっかりと見て、そしてその考えに全力で寄り添う。 card_100_188_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, それこそが、鈴仙が考える教官の姿。決して厳しいだけじゃない。優しさもまた必要なのだ。 card_100_188_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, 「退学処分は取り消しだ。貴様にはこれから card_100_188_00_54 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_55 SET_CARD_TEXT,1,1, 私との特別訓練を受けてもらおう！ card_100_188_00_56 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_57 SET_CARD_TEXT,1,1, さっそく夕日に向かって走り出すぞ！ card_100_188_00_58 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_59 SET_CARD_TEXT,1,1, 遅れたら置いておくからな！ card_100_188_00_60 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_188_00_61 SET_CARD_TEXT,1,1, さぁ、私についてこい！」 card_100_188_00_62 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,