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「うーん、今日も侵入者一人いない平和で
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いい日です。小鳥も囀り、妖精たちが飛び回る。
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素晴らしい平和ぶりです。門番としては退屈なこと
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この上ありませんが、それもまた善き哉」
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門の主柱に背を預け、欠伸を零すのは紅魔館が門番、紅美鈴。
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紅い館にやってくるお客様を最初にお迎えする立場にある彼女は、
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主が見たら軽く眩暈を覚えてしまいそうなほど、完全にだらけ切っていた。
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「こういうぽかぽか陽気で平和な日には、
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仕事をしつつ惰眠を貪るに限りますね。
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咲夜さんに見つかったらまたお説教ですけど……」
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瀟洒なメイド長にいつも睡眠業務を見つかってはお仕置きを受けるくせに、
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自分の睡眠欲に従って思考を放棄するなんて、なんとも危機感に欠ける門番である。
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だが、その抜けているところが来客の緊張を和らげ、館の主に謁見しやすくなることを考えると、
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彼女の無防備さはある意味では門番向きなのかもしれない。
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「気の流れで来客の存在には気づけます、よし。
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お嬢様は今お昼寝中なので大丈夫、よし。
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パチュリー様は相変わらず本の虫、よし。
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妹様も今は地下でぐっすりおやすみ中、よし。
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無問題です。気を付けるべきは咲夜さんだけ……
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ま、気付けなかったらまたその時。おやすみー」
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こうして今日も、紅魔館名物『立ったまま寝るサボリ門番』の姿が目撃されるのであった。
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