// BOM card_100_195_00,2,65 START, SET_CARD_BG_IN,100195,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 人里に来た舞と里乃を出迎えたのは、額の汗を拭う魔理沙だった。 card_100_195_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 多くの人間たちが集まっている状況に首を傾げているふたりに対し、彼女は餅つき大会であると語る。 card_100_195_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, どうやら制限時間内に一番多くの餅をついた者が優勝とのことで、賞品は餅一年分とのこと。 card_100_195_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふん。そんなの、私と舞にかかれば楽勝よ！ card_100_195_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, というわけで、私は舞と組むわね」 card_100_195_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人は相棒、息を合わせることには自信があるとさっそく餅つきを始める二人だったが……。 card_100_195_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ちょっと舞、もう少しゆっくりついてよ！ card_100_195_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 速すぎてお餅が返せないじゃん！」 card_100_195_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そんなこと言ったって、難しいんだよ！ card_100_195_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 里乃がもっと素早く返せばいいでしょ！」 card_100_195_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 予想と違い、悪戦苦闘するふたり。どうやら餅つきとは思っていた以上に大変な作業であるようだ。 card_100_195_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうだ！　ねぇ、里乃。 card_100_195_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, ちょっと僕の後ろで踊っててよ」 card_100_195_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あ、そっか！　その手があったわね！ card_100_195_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, よ～し、私に任せておいて！」 card_100_195_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 里乃は舞の相棒を近くにいた魔理沙に任せ、可憐な踊りを披露し始める。 card_100_195_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, すると、途端につき手と合いの手の息が合い、見る見るうちに餅が理想的な柔らかさを獲得していく。 card_100_195_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私が踊って舞たちの精神力を引き出せば、 card_100_195_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 餅つき程度の連携ぐらいどうってことないわ！」 card_100_195_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 他の参加者たちにとってみれば少しズルをしているような気もするが……そこは幻想郷。 card_100_195_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 異議を唱える者は現れず、彼女たちは無事大会で優勝を果たし、賞品もしっかり手中に収めた。 card_100_195_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「やった～！！　優勝だ！　さすがだね、里乃！」 card_100_195_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私たち二人が協力したんだもの。 card_100_195_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, これくらい当然よ」 card_100_195_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_195_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_195_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 帰り道、ふたりは貰った焼き餅を食べながら、来年も参加しようと密かに心の中で企むのだった。 card_100_195_00_53 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,