// BOM card_100_199_01,2,52 START, SET_CARD_BG_IN,100199,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 雪をも溶かしかねない大きな熱気。板が黒い玉を弾く甲高い音が、博麗神社の境内に響き渡る。 card_100_199_01_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 激しいラリーを繰り広げる霊夢と魔理沙。その真剣さは、弾幕ごっこのそれに届こうとしていた。 card_100_199_01_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「これでどうだ！　マスタースパーク card_100_199_01_5 SET_CARD_TEXT,1,1, ……っぽい打ち方！！」 card_100_199_01_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「まだまだー！　夢想封印……っぽい返し方！！」 card_100_199_01_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 空振りばかりの先ほどまでとは違い、霊夢は必死に玉を打ち返す。 card_100_199_01_11 SET_CARD_TEXT,1,1, このままでは顔を墨だらけにされてしまう……応酬の中で魔理沙が焦りを覚えた、まさにその時。 card_100_199_01_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 魔理沙が放つ鋭いスマッシュを、霊夢はそれはもう華麗に……素早く避けた。避けてしまった。 card_100_199_01_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 盛り上がりが嘘のように静まり返り、黒い玉が地面に落ちた音だけが虚しく響く。 card_100_199_01_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あ……あぁ……やっちゃったぁー！！」 card_100_199_01_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こいつは盛大にやらかしたな、 card_100_199_01_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 霊夢……あとちょっとだったのに、残念だぜ」 card_100_199_01_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_22 SET_CARD_TEXT,1,1, その場に膝から崩れ落ちる霊夢を見て、魔理沙は笑いを堪えながら筆先にたっぷりと墨をつける。 card_100_199_01_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「なぁ、霊夢。 card_100_199_01_26 SET_CARD_TEXT,1,1, あと何度、お前の顔にラクガキをすれば card_100_199_01_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 私は敗北を知ることができるんだ？」 card_100_199_01_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いつまでもされるがままの私じゃないわ。 card_100_199_01_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_32 SET_CARD_TEXT,1,1, こんな筆ぐらい、簡単に避けてあげる！」 card_100_199_01_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「避けたら意味ないだろ！ card_100_199_01_35 SET_CARD_TEXT,1,1, こら、逃げるなー！」 card_100_199_01_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_199_01_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_199_01_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 能力を駆使して逃げようとする霊夢に、魔理沙は弾幕の雨をお見舞いする。 card_100_199_01_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 怒り顔の裏で、こっちの方が自分たちには性に合っている、と思いながら――。 card_100_199_01_40 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,