// BOM card_100_202_00,2,51 START, SET_CARD_BG_IN,100202,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 噂を聞いて訪れた者も、そこが命蓮寺だとはにわかには信じられないだろう。 card_100_202_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 静かに読経が響いていた寺の本堂は絢爛豪華けんらんごうかなカジノへと改装され、質素だった命蓮寺はどこへやら。 card_100_202_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, あちこちで熱狂の渦に飲み込まれた来場者が、悲喜こもごもの歓声と落胆を叫ぶ。 card_100_202_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_202_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ようこそ、命蓮寺ランドへ。 card_100_202_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 誰もが身を焦がし夢中になれるこの場所で、 card_100_202_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 人も妖怪も本日はどうぞ時間を忘れ、 card_100_202_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 心ゆくまでお楽しみください!」 card_100_202_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_202_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 来場者を歓迎するのは誰あろう、兎を模した異装いそうに身を包んだ住職、聖白蓮。 card_100_202_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 普段のシックな装いからはかけ離れた姿は、しかし不思議と場に馴染んでいる。 card_100_202_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあさあ、一勝負いかがですか?今宵は card_100_202_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, この毘沙門天の代理、寅丸星がお相手しましょう」 card_100_202_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_202_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 男装姿のディーラー、寅丸星が絵札を自在に操り、席を勧めてくる。 card_100_202_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, その絵札さばきは熟練の勝負師を思わせ、腕に覚えありと名乗りを上げた者たちが挑んでは散る。 card_100_202_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, カードの数字に、くるくると回るボールの落ちる先に、誰もが拳を握り、目を輝かせる。 card_100_202_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分の才覚と運勢を試すべく、一手先の未来に挑む者たち。そこに、人や妖怪の区別はない。 card_100_202_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「どうです、聖? card_100_202_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, ここにあなたの理想はありますか?」 card_100_202_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_202_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうですね。人と妖怪が真に平等な世界。 card_100_202_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, これがその答えのひとつかもしれません」 card_100_202_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_202_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_202_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 理想という熱に浮かされているのは、聖もまた同じなのかもしれない。 card_100_202_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 争いのない世界を極楽浄土と呼ぶならば、これは地上にそれを再現しようとする試みなのか。 card_100_202_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, いずれにせよ、妖怪寺の狂騒は、まだまだ終わりそうにない。 card_100_202_00_39 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,