// BOM card_100_204_00,2,52 START, SET_CARD_BG_IN,100204,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「本日の壺振りを行うは、佐渡の二ッ岩。 card_100_204_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, このマミゾウが務めさせていただく所存」 card_100_204_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 普段は人に化けて人里に潜り、多くの人間からの信頼を得ている二ッ岩マミゾウ。 card_100_204_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 非常に狡猾こうかつな一面もあり、妖怪たちに高く評価されている。 card_100_204_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 決して熱くなることはなく、冷静に物事をこなす彼女だが、勝負事となると話は別のようだ。 card_100_204_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「はい、壺。どっちも、どっちも。 card_100_204_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 丁方ないか、ないか。ないか丁方」 card_100_204_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 丁方と半方がコマを揃えるのを待ちながら、マミゾウは壺を上から抑える。 card_100_204_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 「五割の確率で勝者と敗者が決まる card_100_204_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 簡単な遊戯じゃが、 card_100_204_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, だからこそ希望と絶望が明白で面白い」 card_100_204_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, マミゾウはほくそ笑む。その瞳の奥では魂が熱く、ゆらゆらと震えている。 card_100_204_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 口から覗く牙は、まさにその証拠。賭博場の熱気に、獣の本能が疼いている。 card_100_204_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、コマが揃った。後悔あっても card_100_204_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 戻れはせぬ。すべて儂に任せるがいい」 card_100_204_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 他人の運命を自分の手で振り回す快感、そして希望と絶望、それぞれの色に染まる様を見る優越感。 card_100_204_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, マミゾウはこの場にいる誰よりも、心躍らせていた。 card_100_204_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 「両者、覚悟はよろしいか? 目を瞑るな、 card_100_204_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 結果だけを見つめよ。では、いざ尋常に……勝負」 card_100_204_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_204_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_204_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, ここは鉄火場。人と妖怪、交わってはならぬ者どもの入り乱れる場。ただならぬ熱気に包まれる中、 card_100_204_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 獰猛な笑みを湛えたマミゾウは、ついに運命の壺を振り上げた――。 card_100_204_00_40 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,