// BOM card_100_207_00,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100207,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 今日も今日とて自由奔放、神出鬼没なサトリ妖怪の古明地こいし。 card_100_207_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 第三の眼を閉じてしまっていることも原因の一つか、面白いことに目がない彼女。 card_100_207_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今日はどんな面白いことを見つけられるかなぁ? card_100_207_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 今日は昨日と違うもの。 card_100_207_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, きっと、今まで見たことないぐらい、面白いことを card_100_207_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 見つけられる……そうだったらいいなあ」 card_100_207_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 新しい発見、未知との出会い。経験したことのない騒動に、訪れたことのない場所。 card_100_207_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 新鮮な何かを求めた彼女は、突然冬景色の中でしゃがみ込む。何かを見つけたようだ。 card_100_207_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「んー? なんだろう、これ card_100_207_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, ……小さくてよく見えないや」 card_100_207_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, ぐぐーっと目を凝らすものの、彼女の視力ではその全容をとらえきれず。 card_100_207_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, さてさてどうしたものかと、こいしはこめかみを両手で抑え、頭をぐるぐる回転させる。 card_100_207_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「何か使えそうなもの、持ってないかなぁ。 card_100_207_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, ここに来るまでにいろいろと拾ったんだけど」 card_100_207_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 無意識に従い行動する彼女は、自分でも気づかぬ内に物を拾っていたりする。 card_100_207_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 今回も例にもれず、彼女のポケットからはいろんなガラクタが飛び出してきたのだが……。 card_100_207_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あ! これ、すごい! card_100_207_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 小さいものが大きく見える。 card_100_207_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, これなら、よーく観察できるかも」 card_100_207_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, それは虫眼鏡と呼ばれる観察道具。今の状況に打ってつけの宝物だった。 card_100_207_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_207_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さぁ、あなたのことをよく見せて。 card_100_207_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_207_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 隅々まで、あなたのことを私に教えてくださいな」 card_100_207_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 第三の眼を閉じたことで、彼女は世界を新しい眼で見ることができた。 card_100_207_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 世界は彼女を認識しなくなったが、彼女はようやく世界を認識できるようになったのだ。 card_100_207_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 虫眼鏡越しに見えたそれはどのように見えるのか。それは、瞳を閉ざしたサトリ妖怪のみぞ知る。 card_100_207_00_46 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,