// BOM card_100_210_00,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100210,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「ご主人様め……宝塔をなくすのは card_100_210_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, これで何度目なんだ、まったく……」 card_100_210_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_210_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 鉤型かぎがたの形をしたダウジングロッドを両手で構えながら、ナズーリンは周囲をきょろきょろ見て回る。 card_100_210_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 姿だけならただのネズミの妖怪にしか見えないが、彼女の正体は毘沙門天の直属の部下。 card_100_210_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, そして同時に、彼女のご主人様である寅丸星のお目付け役でもあったりする。 card_100_210_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「人里で落としたとご主人様は言っていたが、 card_100_210_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 全然反応がないじゃないか。 card_100_210_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, これはまたいつもみたいに無縁塚に card_100_210_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 行くべきなのだろうか…… card_100_210_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, こんなの監視役の仕事じゃないぞ。 card_100_210_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 私を便利な使い魔とでも思ってるんじゃ card_100_210_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, ないだろうな、ご主人様は……」 card_100_210_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女は毘沙門天から遣わされ星の監視役となった。当然、主従関係はナズーリンより星の方が上だ。 card_100_210_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、毘沙門天というあまりに強大な後ろ盾があるせいか、時にナズーリンの態度はぞんざいだ。 card_100_210_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_210_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「宝塔を見つけたらもう絶対に二度と card_100_210_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 失くしたりしませんと宣言させてやろう。 card_100_210_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, ついでにお灸も据えることも忘れないぞ。 card_100_210_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, ご主人様にはそれぐらいの罰が必要なんだ」 card_100_210_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_210_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, ごめんなさい、と涙目で申し訳なさそうに頭を下げるご主人様の姿を妄想するナズーリン。 card_100_210_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, ちょっとした悪戯心だったが、少しは気が晴れたようで、彼女はダウジングロッドを持ち直す。 card_100_210_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さぁて、ご主人様に説教するためにも card_100_210_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 早く宝塔を見つけないとな。 card_100_210_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷がどれだけ広かろうが、このナズーリンに card_100_210_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_210_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 探せないものなどないと証明してやる」 card_100_210_00_46 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,