// BOM card_100_211_00,2,64 START, SET_CARD_BG_IN,100211,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 聖白蓮と豊聡耳神子。 card_100_211_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, ともに人を超えた存在である二人は共通点も多く、因縁に事欠かない。 card_100_211_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 信仰を奪い合う商売敵として、彼女たちの身内が対抗意識を燃やすのも必然か。 card_100_211_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「豊聡耳神子。あなたは絶大な力を持ちながら、 card_100_211_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, その力を私欲に用います。どうしてなのですか！」 card_100_211_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「聖白蓮。君は我々を邪教呼ばわりしてきますね。 card_100_211_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 一度格の違いを見せつけてやれば黙るかな？」 card_100_211_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 言葉をぶつけ、殺気をぶつけ、そして宗教観をぶつけ合う。 card_100_211_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 宗教上の宿敵、俗的な言い方をするならば商売敵。まさに水と油な二人は、決して相容れない。 card_100_211_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 「しかし」 card_100_211_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「しかし」 card_100_211_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, ……と、誰もが思っていたのだが、賢い彼女たちは人々の予想を容易に覆す行動をとる。 card_100_211_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「教えは違えど積み重ねた研鑽は評価に値する。 card_100_211_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 行く道が交われば手を組むこともあるだろう」 card_100_211_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「聖徳王の名は伊達ではありません。手を結べば、 card_100_211_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, これほど心強い者がいないのも確かです」 card_100_211_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「決着をつけるのは、 card_100_211_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, またの機会とさせていただこう。 card_100_211_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 今はまだ、その時ではない」 card_100_211_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 「この幻想郷では人に害成す意志もなし。 card_100_211_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 不安もありますが、 card_100_211_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, しばし様子を見るとしましょう」 card_100_211_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 教えを授ける者として、あるいは古い時代を生きた者同士、相通じるものでもあるのだろうか。 card_100_211_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, ただし――と、ふたりの超人は、やはり異口同音に言葉を続ける。 card_100_211_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「本気で戦えば、勝つのは私ですが」 card_100_211_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 「しょせん、この程度の魔法使いなど card_100_211_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 我らの敵ではないがな」 card_100_211_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_211_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_211_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, ……やはり似た者同士か。今しばらく、幻想郷の宗教戦争は緩やかに続きそうだ。 card_100_211_00_52 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,