// BOM card_100_214_00,2,56 START, SET_CARD_BG_IN,100214,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「さとり様め……地上に遊びに行ったペットたちを card_100_214_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 探して来いなんて無茶な命令すぎるよぉ」 card_100_214_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, ご主人様からの命令によって、地上に送り込まれた火焔猫燐。 card_100_214_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, あてのない旅に辟易へきえきし、ついには文句まで零し始めてしまった頃、彼女はとある場所にたどり着いた。 card_100_214_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ここは……もしかして迷い家マヨヒガかい? card_100_214_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, あたい、歩いている間に card_100_214_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, いつの間にかこんなところに……」 card_100_214_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, マヨヒガなんて歩いて行けるんだなぁ、なんて現実逃避をしていると、足にくすぐったい感触が。 card_100_214_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 思わず下に視線をやると、そこには燐の足に体を擦り付ける猫が一匹。 card_100_214_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, ……いいや、それだけではない。気づけば、彼女の周りには数多の猫が集っていた。 card_100_214_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 「おやおや、こりゃまた随分と賑やかな card_100_214_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 出迎えだね。珍しい客に興味津々なのかな?」 card_100_214_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, そんなことを言いながら、近くの縁側に腰を下ろし、近くの猫を一匹抱きかかえてみる。 card_100_214_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふっ。かわいいなぁ。お腹が丸見えで…… card_100_214_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, ちょっと油断しすぎなんじゃない?」 card_100_214_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 柔らかな笑みを零す燐だが、それは決して猫に癒されてのものではない。 card_100_214_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 同じ猫である彼女にとって、周囲の猫たちは子どものようなもの。 card_100_214_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 近所の子どもと遊んであげているうちに笑顔になったお姉さん、という表現が適切だろう。 card_100_214_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いいよいいよ。せっかく歓迎してくれたんだし、 card_100_214_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, お姉さんが遊んであげようじゃないか。 card_100_214_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_214_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, そうして燐は、時間を忘れて猫たちと遊んだ。……自分の目的も、ついでに忘れて。 card_100_214_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, ……あれ? あたいはここに card_100_214_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_214_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 何しに来たんだっけ?」 card_100_214_00_44 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,