// BOM card_100_217_00,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100217,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「藍様はまた無茶な頼み事を card_100_217_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 押し付けるんだから……。 card_100_217_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, まあ、いつものことだけどね」 card_100_217_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_217_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷を創生した偉大な妖怪である、八雲紫。その紫の式神である九尾の妖狐、八雲藍。 card_100_217_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, そして藍の式神が、橙である。 card_100_217_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖術を扱う程度の能力を持つが、これは藍の式神としての力。 card_100_217_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 水に濡れると本来の人を驚かせる程度の能力に戻ってしまうとか。 card_100_217_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな彼女は猫らしく勝手気ままな性格をしており、 card_100_217_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 主人である藍の言うこともたまに聞かない時があるようだ。 card_100_217_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, とはいえマタタビにはめっぽう弱く、渡されるだけで藍の頼み事をなんだって聞いてしまう。 card_100_217_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, そういう意味では、なんやかんやで藍のことは信頼している様子。 card_100_217_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「面と向かって言えないけど、 card_100_217_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 藍様と紫様には感謝してるからね。 card_100_217_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ただの化け猫が生きていくのは、結構大変だし。 card_100_217_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 藍様は美味しいご飯をくれるから、 card_100_217_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 私は恵まれてる方だと思ってるんだ」 card_100_217_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 心の中でそう語りながら、近所の山を散歩する橙。猫らしく散歩は彼女の日課で、大事な仕事だ。 card_100_217_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_217_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「みんな、おはよー。今日も元気だ! card_100_217_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 餌が欲しかったら、後で私の所に来ていいからね」 card_100_217_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_217_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, あちらこちらにいる野良猫たちに挨拶回りをしていく。 card_100_217_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 外界で棄てられて流れ着いた野良猫や、ナワバリを失って行き場をなくした猫たちを保護しては、 card_100_217_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 餌をあげて可愛がったり、仕事の手伝いをさせている橙。 card_100_217_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷の野良猫たちにとって、橙はそれはそれは凄い猫として崇められているようだ。 card_100_217_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 猫たちが自由気ままに安心して暮らすことの出来る楽園……。 card_100_217_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, いつかそんな物が作れたらいいのになぁ、と思いを馳せる橙。 card_100_217_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「なぁんて、今は藍様から card_100_217_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 任されたお仕事を頑張らなくちゃね。 card_100_217_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_217_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, もっと強い化け猫にならなきゃ」 card_100_217_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_217_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, それにはあと何百年かかることやら。気の遠くなる年月だとしても、猫の好奇心が尽きることは無い。 card_100_217_00_46 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,