// BOM card_100_218_00,2,60 START, SET_CARD_BG_IN,100218, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「全ての事象を根底から覆す能力」と称される「境界を操る程度の能力」を持つ大妖怪。八雲紫。 card_100_218_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, この幻想郷せかいを作った賢者でもある彼女は立派な玉座に座ったまま、含みのある笑みで前を見据える。 card_100_218_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_218_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あら、今日も見に来たのね。私が作った card_100_218_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷を楽しんでくれているようで何よりだわ。 card_100_218_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 喜び、怒り、泣き、そして笑う…… card_100_218_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 世界のどこよりも、 card_100_218_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 万物の何よりも豊かで楽しい幻想郷を」 card_100_218_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, まるで子どもが自分の描いた絵を自慢するかのように、紫は自信満々に胸を張る。 card_100_218_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、そんな彼女の満足感を邪魔するものが、ここにひとり。 card_100_218_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_218_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「それは聞き捨てならないな。この幻想郷らくえんは card_100_218_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, お前ひとりで作ったものではないだろうに。 card_100_218_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 手柄を独り占めするような発言には、 card_100_218_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 創造主として待ったをかけさせてもらうよ」 card_100_218_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 椅子の後ろから姿を現し、紫の肩にそっと両手を乗せるのは、賢者の一人、摩多羅隠岐奈だ。 card_100_218_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_218_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私がその気になれば、 card_100_218_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷ハコニワを一から作り直すことだってできるんだ。 card_100_218_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, だからあまり私の機嫌を損ねない方がいい。 card_100_218_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, お前が私よりもこの幻想郷せかいを大事に思うなら、ね」 card_100_218_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あら、もしかして card_100_218_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 私を試そうとしているのかしら。 card_100_218_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 別に構わないけれど、また今度にして頂戴。 card_100_218_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 今はお客様が来ているのよ。 card_100_218_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷を傍観するお客様が」 card_100_218_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 「お前が勝手に覗いているだけだろう。 card_100_218_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 相変わらずいちいち含みのある言い方をしないと card_100_218_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 気が済まないたちなんだなお前は」 card_100_218_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_218_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_218_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, クックック、と二人の賢者は喉を鳴らす。両者ともに、視線を一点に向けながら――。 card_100_218_00_47 , WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,