// BOM card_100_223_00,2,71 START, SET_CARD_BG_IN,100223, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「あのう……言っておきますけど、 card_100_223_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, あんまり期待しないでくださいね？ card_100_223_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 咲夜さんと比べられると……」 card_100_223_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 「当たり前でしょ。 card_100_223_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 分かっているわ、ちょっとした余興よ余興。 card_100_223_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 気負わなくていいから好きにやって」 card_100_223_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 紅魔館の主は気まぐれだ。住人たちは時折、彼女の思いつきに付き合わされることになる。 card_100_223_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, さてさて今回のターゲットは美鈴。 card_100_223_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 中国といえば茶芸だろう、ということで主にお茶を淹れることに。 card_100_223_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, （好きにやってと言われるのが、 card_100_223_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 一番難儀なんですけどねー。 card_100_223_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, いやはや、どうしたものやら……） card_100_223_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな美鈴の苦悩を知ってか知らずか、今か今かと待ち遠しそうに脚を揺らすレミリア。 card_100_223_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 期待していない――と口では言いつつも、これはそれなりに期待している時の様子に違いないだろう。 card_100_223_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, （ま、私もたまには役に立たないと！ card_100_223_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, やるだけやってみますか……！ card_100_223_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 見ててください、お嬢様！） card_100_223_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 咲夜ほどではないが、美鈴だってお茶を淹れるぐらいは出来る。遠い昔の記憶を思い返す美鈴。 card_100_223_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, かつて修行の一環で、茶芸を学んだことがあったはずだ。ほとんど憶えていないが……。 card_100_223_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, （……うーん？　ここからどうするんだっけ？ card_100_223_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, あれ？　そもそも手順が違う？） card_100_223_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 内心焦りつつも、決して顔に出ないよう、すました表情でやり過ごす美鈴。ああ、全部デタラメだ。 card_100_223_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, （ま、まあ、お茶の味なんて変わらないし…… card_100_223_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, それっぽく見えれば大丈夫……よね……？） card_100_223_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, ふう、と呼吸を整え背筋を伸ばす美鈴。そしてテキパキとした動作でお茶を淹れていく。 card_100_223_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 「出来ましたよ、お嬢様。まずは香りを堪能して、 card_100_223_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, それから口の中で風味をじっくりと……」 card_100_223_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_54 SET_CARD_TEXT,1,1, 「へぇ～……色々作法があるのね。 card_100_223_00_55 SET_CARD_TEXT,1,1, なかなか本格的じゃない！　面白いわ！」 card_100_223_00_56 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_223_00_57 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_223_00_58 SET_CARD_TEXT,1,1, 口から出任せを言った美鈴は、レミリアの笑顔を尻目に引きつった苦笑を浮かべていた。 card_100_223_00_59 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,