// BOM card_100_226_00,2,80 START, SET_CARD_BG_IN,100226, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うぅ～ん……うぅ～ん……チョコ、 card_100_226_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, バレンタイン……風習の大魔法が……あぁ……」 card_100_226_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「まったく、パチェってば身体も弱いのに card_100_226_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 研究のことになると無理するんだから。 card_100_226_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, こんなにうなされて、どんな夢を見ているの？」 card_100_226_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, ベッドで眠る親友を気遣うレミリアだったが、 card_100_226_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, ふとその傍らにある黒い物体と、一冊の本が目に留まる。 card_100_226_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 「これは、なにかしら……？　黒いわ。 card_100_226_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, ふぅん、この本を見ながらコレを作っていたのね。 card_100_226_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ばれんたいん……？　外の世界の風習か……」 card_100_226_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 拾った本をパラパラと捲るレミリア。おそらくはパチュリーが扱っている本だろう。 card_100_226_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, やたら小難しい言い回しが使われていて、無駄に難解な解説が記されていた。 card_100_226_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 「好意を持つ相手に card_100_226_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, チョコレートなるお菓子を渡す……？ card_100_226_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, お菓子……って、この黒い物体のこと？」 card_100_226_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 手に取って近づけてみると、甘く香ばしい香りがしてくる。果たして、どんな味がするのだろうか？ card_100_226_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 「しかし、好意ってことは……信仰ってことよね。 card_100_226_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 信仰されている人物ほど、これが貰えるわけか」 card_100_226_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 得心して、得意げな表情を浮かべるレミリア。興味本位で、手にした黒いそれを口に運ぶ。 card_100_226_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「んー！　なにこれ、美味しい！　パチェの研究も card_100_226_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, たまには役に立つのね。これは面白く使えそう♪」 card_100_226_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うぅ～ん……チョコ…… card_100_226_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 感情が……あぁ、うぅ……。 card_100_226_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, ダメ、ダメなのぉ……もうチョコは……」 card_100_226_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふっ、心配しなくても大丈夫よパチェ。 card_100_226_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 私がいい感じにこの魔法を card_100_226_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 有効活用してあげるから」 card_100_226_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_54 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_55 SET_CARD_TEXT,1,1, すでにレミリアの関心はうわごとを呟く親友ではなく、バレンタインなる儀式へと向いていた。 card_100_226_00_56 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_57 SET_CARD_TEXT,1,1, 「パチェはゆっくり寝ていなさい。 card_100_226_00_58 SET_CARD_TEXT,1,1, このカリスマである私に任せておけば、 card_100_226_00_59 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_60 SET_CARD_TEXT,1,1, 楽しいパーティになるわよ」 card_100_226_00_61 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_62 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_63 SET_CARD_TEXT,1,1, レミリアはニヤニヤと怪しげな笑いを浮かべながら、後のことを任せるべく咲夜を呼びに行く。 card_100_226_00_64 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_226_00_65 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_226_00_66 SET_CARD_TEXT,1,1, 「む、むきゅ～……ダメよ……チョコはダメ…… card_100_226_00_67 SET_CARD_TEXT,1,1, バレンタインは、危険なものなのよ……」 card_100_226_00_68 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,