// BOM card_100_230_00,2,54 START, SET_CARD_BG_IN,100230, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふんふん、なるほど。これは面白い反応が出た。 card_100_230_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, この本、パチュリーから借りてきて正解だったな」 card_100_230_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_230_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 深夜、月明かりに照らされる魔理沙の住む小屋。 card_100_230_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女は分厚い魔道書と首っ引きで、手に持ったフラスコの反応をつぶさに観察していた。 card_100_230_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 人間でありながら、妖怪さえ圧倒する彼女の魔法は、こうした日々の努力で身につけたものだ。 card_100_230_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_230_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「次はこいつを試してみるか。そうだな、 card_100_230_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, ちょっと私なりにアレンジを加えてみて……」 card_100_230_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 魔理沙は手慣れた様子で、机の上に広げた大きな本にさらさらとスケッチしていく。 card_100_230_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, その所作は普段のガサツにも見える態度からは想像も出来ないほど、丁寧で美しい。 card_100_230_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_230_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「この魔法が出来たら、 card_100_230_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 最初は誰に見せてやろうか。 アリスに見せるか? card_100_230_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, いや、やっぱりパチュリーのほうが面白いか?」 card_100_230_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, フンフン、と鼻歌を歌うようにペンを進める彼女の脳裏には、ふたりの親友の顔が思い浮かぶ。 card_100_230_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 一癖も二癖もある魔法使いたちだが、魔理沙と同じく魔法に対する情熱は誰にも負けない。 card_100_230_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_230_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「見せたらびっくりするだろうな。 card_100_230_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 私にしてはちょっと珍しいタイプの魔法だし。 card_100_230_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 今から楽しみだな」 card_100_230_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな親友たちに負けないぐらい、魔理沙も並々ならぬ熱意で魔法に向き合っている。 card_100_230_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女にとって魔法は人生そのもの。より深く探求するために、こうして寝食も惜しまず没頭していた。 card_100_230_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 一体何が彼女をそうさせるのかは誰にも分からない。生まれついての性分なのだろう。 card_100_230_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, ただの人間でありながら、その身に宿す精神は正しく魔法使いそのものだ。 card_100_230_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_230_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さて、と……明日が楽しみだぜ。 card_100_230_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 見てろよ、アリス、パチュリー。 card_100_230_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_230_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, こういう魔法もアリなんだぜ?」 card_100_230_00_42 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,