// BOM card_100_245_00,2,61 START, SET_CARD_BG_IN,100245, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 蓬莱の薬。口にした者を、老いることも、死ぬことも無い肉体にするという代物。 card_100_245_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, ある者は『夢の薬』と語り、またある者は『呪いそのもの』と語る。 card_100_245_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 果たして、永遠の命は幸か不幸か。 card_100_245_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 千年以上前にその薬を口にした少女、藤原妹紅にとってはどうだろうか？ card_100_245_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうだな……長く生きてりゃ、 card_100_245_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, これくらいはできるようになるもんだよ。 card_100_245_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, どうだ？　いいもんだろ？」 card_100_245_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 長い歴史を生きる中で、炎の妖術を身につけた少女。 card_100_245_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女が扱う美しく眩しい炎。それはまるで、不死鳥のよう。 card_100_245_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 「こうなるまでにはいろいろあったが……。今は、 card_100_245_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪退治をしたり、竹林の道案内をしたり……」 card_100_245_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, そう語りながら笑う妹紅の顔は、とても千年以上生きてきたようには見えない。 card_100_245_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「悪くはないんじゃないか？　今こうして適当に card_100_245_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 生きているだけでも、まあまあ楽しいから」 card_100_245_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 少なくとも、彼女にとって永遠の命はそう悪いものでもないらしい。まだまだ気力に満ちている。 card_100_245_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「長く生きてれば、悪い時期もあったよ。 card_100_245_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, でも、もう覚えてないなあ。人生は長いし」 card_100_245_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 妹紅の扱う炎が、また一段と輝きを増す。まるでこれまで歩んできた歴史を物語るかのように。 card_100_245_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 「もう千年ぐらい生きてみるのも悪くないかも card_100_245_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, しれないな。まだまだやりたいことは残ってるし」 card_100_245_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 炎に照らされた妹紅の白髪が輝く。これから先も永遠に変わることのない美しさなのだろう。 card_100_245_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 妹紅の人生に終わりはない。これから先も多くの出来事をその目で見つめながら歴史を作る。 card_100_245_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 「とりあえず……しばらくは健康マニアの card_100_245_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 焼き鳥屋だよ。それで十分さ」 card_100_245_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_245_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_245_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, この瞬間もまた、永遠の命の歴史の１ページとして刻まれていくことだろう。 card_100_245_00_49 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,