// BOM card_100_253_00,2,40 START, SET_CARD_BG_IN,100253,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「春ですよー! はーるーでーすーよー!」 card_100_253_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_253_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷に春が訪れると、どこからか「春ですよー!」という声が聞こえてくるようになる。 card_100_253_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, その声を聞いた途端、蕾だった桜や菜の花などは待ってました、と言わんばかりに花弁を開く。 card_100_253_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 花が咲けば、次に起きることは決まっている。――そう、花見の準備だ。 card_100_253_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 人里だけでなく、妖怪の山や地底などでも花見の準備をする。もちろん、博麗神社も例外ではない。 card_100_253_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 参加者は皆、顔馴染みの面々に声をかけては、宴会の準備をいそいそと始める。 card_100_253_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 普段は妖怪や妖精たちの訪問をよしとしない巫女だが、宴会では少しだけ寛容となるのだ。 card_100_253_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_253_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いい匂いがしますー! これは菜の花の card_100_253_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_253_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 天ぷらですねー? たらの芽もありますー!」 card_100_253_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_253_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_253_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 並べられた春の幸に、春の妖精、リリーホワイトは瞳を輝かせる。 card_100_253_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 博麗の巫女は、無邪気に喜ぶリリーホワイトの口に、出来立ての天ぷらを放り込んだ。 card_100_253_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_253_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「はふっ、はふっ! 熱いですけど card_100_253_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_253_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ……とっても美味しいですー!」 card_100_253_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_253_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_253_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, サクサクとした食感、ちょっぴり大人な苦味……そのすべてをじっくりと味わうリリーホワイト。 card_100_253_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, あまりの美味しさにリリーホワイトは両手で頬を抑えつつ、顔に大きな花を咲かせた。 card_100_253_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, そこまで喜んでもらえるなら悪くない、と巫女は春告精の口に料理を次々運んでいく。 card_100_253_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, そんな微笑ましい光景に、私にも食べさせろ! と他の参加者たちが文句を言い始めた。 card_100_253_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 順番を巡って言い合う巫女たち、それを見て盛り上がる、宴会前なのになぜか酔っている者たち。 card_100_253_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 今年も春は賑やかで、楽しく平和だ――と、リリーホワイトは嬉しそうに微笑んだ。 card_100_253_00_28 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,