// BOM card_100_264_00,2,54 START, SET_CARD_BG_IN,100264, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, クラウンピースとの待ち合わせ時間よりも早く、目的地に到着したヘカーティア。 card_100_264_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女は可愛い配下を待つことなく、目的地である香霖堂へと足を踏み入れる。 card_100_264_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_264_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「へぇー! これが外の世界の最新の card_100_264_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, ファッションなのね! イケてるじゃない!」 card_100_264_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_264_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の目に飛び込んできたのは、幻想郷の外から流れ着いたファッション雑誌の数々。 card_100_264_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, それらは、いつの時代のものかもわからない雑誌なのだが、そんなことは彼女の知ったことではない。 card_100_264_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, ついには分身まで出現させ、片っ端から立ち読みを始めてしまう。 card_100_264_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 「美的センスって物を身につけてやろうじゃない。 card_100_264_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, もう変なTシャツヤローだなんて言わせないわ」 card_100_264_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_264_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 雑誌を片手に、ヘカーティアは近くにあった服を組み合わせていく。 card_100_264_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 流行とは、センスとは、誰にも真似できない自分だけの世界観を追求することが大事、などなど……。 card_100_264_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 奥深いファッションの世界に、ヘカーティアはすっかりのめりこんでしまっていた。 card_100_264_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふぅむ、なるほどなるほど…… card_100_264_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 奇抜すぎても駄目なのね。大切なのは親和性、か。 card_100_264_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, ……そうは言っても、 card_100_264_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, やっぱりこのTシャツは外せないわ。 card_100_264_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, これを活かす方法とかないのかしら?」 card_100_264_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_264_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, そこでふと、彼女は正気に返った。たかが人間が作った流行なんかに流されていいのか、と。 card_100_264_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, そう、自分は神なのだ。人間風情に惑わされていいはずがないと、ヘカーティアは開き直る。 card_100_264_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 「やっぱり私は、 card_100_264_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分の好きな服を着ることにしましょう! card_100_264_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_264_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, そうと決まれば、さっそく買い物よん♪」 card_100_264_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_264_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, ヘカーティアは雑誌を棚に戻すと、目についた衣服を手当たり次第に籠に入れていく。 card_100_264_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女のファッションセンスに時代が追いつける日は、まだまだ先のことだ。 card_100_264_00_42 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,