// BOM card_100_270_00,2,66 START, SET_CARD_BG_IN,100270, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「飯綱丸様。計画通り、 card_100_270_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪を中心に噂は広めておきました」 card_100_270_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_270_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 「よくやった、典。 card_100_270_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, これで妖怪たちの間に混乱が走り、 card_100_270_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 我々の計画を邪魔する者はいなくなるだろう」 card_100_270_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_270_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 鴉からすの濡れ羽のごとく漆黒の夜。岩山の上から、菅牧典と飯綱丸龍は下界を見下ろしていた。 card_100_270_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「くくくっ。慌ててる慌ててる。 card_100_270_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 嘘か真かもわからない噂に card_100_270_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 他者が踊らされているのを見るのは、 card_100_270_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, どんなときでも楽しいものだわ。 card_100_270_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, こういうときは、私が管狐くだぎつねであってよかったと、 card_100_270_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 心の底から思いますよ」 card_100_270_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, そう言って、典は舌なめずりをする。まるで、掌の上の蟻ありを見下すかのように。 card_100_270_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 龍に命令されるがままに、噂は広めた。 card_100_270_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, あとは動き出すのを待つばかり――だったのだが、すでにちらほら動きは確認できている。 card_100_270_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女は情報を流すことに長たけた存在だ。 card_100_270_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 典が一言ささやくだけで、人は、妖怪は、神々は――あっけなく坂道を転がってしまう。 card_100_270_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 他者の破滅が何よりものご馳走である彼女の前では、幻想郷のすべてが獲物。 card_100_270_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 自分のせいで誰かが終わりを迎えようとも、典にとっては些事さじに過ぎない。 card_100_270_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 「力無き者と侮るから足をすくわれるのよ。 card_100_270_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 最後まで立っていた者こそが勝者です。 card_100_270_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, ……そう、まさに飯綱丸様、 card_100_270_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたこそが真の勝者。 card_100_270_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 鴉天狗の大将に収まらない。いずれは幻想郷の、 card_100_270_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, いや、すべての世界の card_100_270_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 頂点に君臨することでしょう」 card_100_270_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 別にそこまで成り上がるつもりはないんだが―― card_100_270_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, と、勝手に盛り上がる典に、龍は困惑の表情を浮かべる。 card_100_270_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_270_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, 「飯綱丸様とともに、 card_100_270_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, 高みの見物をさせてもらいますよ。 card_100_270_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_270_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, さっさと全員――破滅してくださいね♪」 card_100_270_00_54 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,