// BOM card_100_274_00,2,42 START, SET_CARD_BG_IN,100274, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 幻想郷で不思議なカードが出回った。そのカードには数多あまたの人間・妖怪の秘密が込められている。 card_100_274_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 博麗の巫女や普通の魔法使い、紅魔館のメイド長に守矢神社の風祝が、異変解決へと出かけていった。 card_100_274_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 飯綱丸龍の側近である菅牧典は、その様子を報告するべく、主人の元へと急ぐ。 card_100_274_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, ――が、なぜか彼女は余計なことをしてしまった。主人の動向を敵に漏らすという裏切り行為を。 card_100_274_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_274_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私の言葉に耳を貸すから悪いんです。 card_100_274_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 私と関わればどうなるのか、 card_100_274_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 知らぬわけでもないでしょう?」 card_100_274_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 管狐は人間に取り憑き、富や小物を集める性質を持つが、利益ばかりをもたらすわけではない。 card_100_274_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女たちの助言を聞いた者には、最終的に破滅的な結末が待ち受けているのである。 card_100_274_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 典は管狐として、腹心として、多くの者の耳元で助言をささやいた。 card_100_274_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, そして必ず、その最後には主人に大小さまざまな破滅をもたらした。一切の例外もなく、その全員に。 card_100_274_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, これは、管狐の悲しい運命さだめなのかもしれない。 card_100_274_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, だが、彼女は反省しない。面白ければそれでいいじゃないか、と開き直ってすらいる。 card_100_274_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_274_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふふ、実はこんなことがありまして…… card_100_274_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, どう思います~?」 card_100_274_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 典は懲りずに、今日もまた、愛憎渦巻く腹心生活を元気に続けている。 card_100_274_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 有益な情報をささやくと同時に、敵味方関係なく嘘を吹き込む。 card_100_274_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, いつかは、彼女自身にも罰が下るかもしれない。――だが、それはそれで構わない、と典は思う。 card_100_274_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_274_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「だって、予想できない結末を迎えるのって…… card_100_274_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_274_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, すごく、面白いじゃないですか♪」 card_100_274_00_30 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,