// BOM card_100_277_00,2,60 START, SET_CARD_BG_IN,100277, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, きっかけは、ほんのささいな口喧嘩。 card_100_277_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 守矢神社主催のお祭り、その開催が翌日に迫り、打ち合わせをしていたときのことだった。 card_100_277_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ごめん、神奈子。ちゃんと聞き取れるように、 card_100_277_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, もう一度言ってくれる？」 card_100_277_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 額にビキリと青筋を浮かべるのは、守矢神社に祀られる二柱が一柱、洩矢諏訪子。 card_100_277_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 諏訪子は可愛らしい帽子で目元を隠しながら、 card_100_277_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 今にも呪いを垂れ流してしまいそうなほど巨大な怒りを沸々とたぎらせる。 card_100_277_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ずいぶんと歳を取っているからね、 card_100_277_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 耳が遠くなっていても仕方がないわ。 card_100_277_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 言われた通り、もう一度言ってあげましょう。 card_100_277_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, ――あなたの提案、センスの欠片もないわよ」 card_100_277_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 諏訪子を挑発するかのように言葉を返すのは、同じく守矢の二柱が一柱、八坂神奈子だ。 card_100_277_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 打ち合わせの進行を務めていた東風谷早苗がおろおろする中、二柱の神は火花を散らす。 card_100_277_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 「か、神奈子みたいな単細胞には card_100_277_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 理解できなかったみたいだね。 card_100_277_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, これは守矢神社の信仰を集めるだけでなく、 card_100_277_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 参加者全員が楽しめる画期的な案だってのに」 card_100_277_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 「楽しめるのはあなただけでしょうが。 card_100_277_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 参加者はきっとドン引きすると思うわよ。 card_100_277_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, ああ、この祟り神は自分のことしか card_100_277_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 考えていないんだな――ってね」 card_100_277_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, ――瞬間。 card_100_277_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 諏訪子の中で、何かが爆発した。 card_100_277_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「表に出なぁ、神奈子ぉ！　あんたのその減らず口 card_100_277_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 二度と叩けなくしてやる！」 card_100_277_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いい度胸だ！　軍神に喧嘩を売ったら card_100_277_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, どうなるか、実力で分からせてやるわ！」 card_100_277_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_277_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_277_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, こどものような口喧嘩が原因で、今ここに、守矢大戦が勃発した。 card_100_277_00_48 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,