// BOM card_100_279_00,2,50 START, SET_CARD_BG_IN,100279, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 東風谷早苗、八坂神奈子、そして洩矢諏訪子とともに、守矢神社は幻想郷へとやってきた。 card_100_279_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 諏訪子は守矢神社に祀られる二柱の神がひとり。かつて祟り神たちを束ねていた土着神だ。 card_100_279_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 遥か昔に神奈子との戦いに敗れ、神社を彼女に乗っ取られた過去があるが、 card_100_279_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 今ではもう当たり前のように、早苗を含めた三人で仲良く日常を過ごしている。 card_100_279_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_279_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 「外の世界では寂れた神社だったのに、すっかり card_100_279_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, どこにでもある一軒家みたいになっちゃったなぁ」 card_100_279_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_279_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 守矢神社の屋根の上から境内を見下ろしながら、諏訪子はかつての神社に思いをはせる。 card_100_279_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 土着神として猛威を振るっていたころは、この神社は王城と呼ぶにふさわしい存在だった。 card_100_279_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、今はもう、その面影すら感じられない。 card_100_279_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 可愛い子孫。そして、かつての好敵手と暮らす家同然の神社こそが今の守矢神社のあるべき姿だ。 card_100_279_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あのときの私が今の守矢神社を見たら、 card_100_279_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, なんて言うかなぁ。 card_100_279_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, ……きっと、驚きのあまり card_100_279_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 目を丸くするんだろうね。 card_100_279_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, げこっ!? って驚くのかも」 card_100_279_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_279_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, くくくっ、と諏訪子は声を押し殺しながら、妄想上の、ありもしない自分を笑う。 card_100_279_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ま、死ぬ覚悟すら決めていた card_100_279_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, あのときと比べたら、現状はそう悪くはないかな。 card_100_279_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, 外の世界にいたときより信仰も集められているし card_100_279_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, ……うん。結果おーらいってやつだ」 card_100_279_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_279_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_279_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 神としての扱いという点で言えば、ずいぶんと格が下がってしまったが、決して悪い気はしない。 card_100_279_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, あのころにはなく、今だからこそあるものが、この神社にはあるのだから――。 card_100_279_00_38 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,