// BOM card_100_282_00,2,66 START, SET_CARD_BG_IN,100282, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、今日も一日、 card_100_282_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, 神奈子様と諏訪子様のためにがんばりますよ！」 card_100_282_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_282_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪の山、乾坤創造する神を祀まつるは守矢神社。 card_100_282_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, その本殿にて、風祝かぜほうりの少女――東風谷早苗は右のこぶしを天に向かって card_100_282_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 元気いっぱい掲げていた。 card_100_282_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 「今日は本殿の掃除をして、次に境内。 card_100_282_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, その後は人里に行って布教活動。 card_100_282_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 昼を回ったら、博麗神社へ分社の様子を card_100_282_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 見に行って、夜になったらお二人の食事を準備！ card_100_282_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, ふふふん。 card_100_282_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, なんて完璧なスケジューリングなのでしょう。 card_100_282_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, 計画性の高さが、我ながら恐ろしいです」 card_100_282_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 外の世界にいたときも、彼女は守矢神社のために身を粉にして働いていた。 card_100_282_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 二柱の神についていく形で幻想郷にやってきた今も、彼女の真面目さに変化はない。 card_100_282_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, ――いいや、外の世界よりも信仰が集めやすい分、むしろ激化している。 card_100_282_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_282_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「地道な布教活動のかいあって、 card_100_282_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 信者も徐々に増えてきました。 card_100_282_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, もっとがんばって信仰を集めれば、神奈子様と card_100_282_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 諏訪子様に褒めてもらえるかも……きゃ～！」 card_100_282_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_282_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 桶の上で雑巾を絞りながら、早苗は尊敬する神々に褒め千切られる自分の姿を想像する。 card_100_282_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, そんなときだった。彼女の瞳に“それ”が映ったのは。 card_100_282_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, 「おや？　あそこにあるのは…… card_100_282_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, 神奈子さまの注連縄しめなわでは？」 card_100_282_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_282_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, 本殿に転がっているはずのない、憧れの神様が普段身に着けている大事な一品。 card_100_282_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 元の場所に戻しておかなくては、と早苗は注連縄しめなわを手に取るが、ふと思った。思ってしまった。 card_100_282_00_46 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_282_00_47 SET_CARD_TEXT,1,1, 「……後で返せば、 card_100_282_00_48 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_49 SET_CARD_TEXT,1,1, ちょっとくらい借りてもいいよね？」 card_100_282_00_50 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_282_00_51 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_282_00_52 SET_CARD_TEXT,1,1, 普段は真面目な彼女も、本質はまだまだひとりの少女。 card_100_282_00_53 SET_CARD_TEXT,1,1, 好奇心に打ち勝てるほどの精神力は、未だ持ち合わせてはいないのだ。 card_100_282_00_54 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,