// BOM card_100_285_00,2,57 START, SET_CARD_BG_IN,100285,0, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 妖怪の山、突き抜ける青空。今日も平和なはずの魔境にて、 card_100_285_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 射命丸文は後輩いびりに勤しんでいた。 card_100_285_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_285_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 「あやややや。天狗の里の守りを任された card_100_285_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, あなたの実力は、この程度で大丈夫なんですか? card_100_285_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, たかが弾幕ごっこで私にここまで後れを card_100_285_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, 取るだなんて、白狼天狗の名が泣きますよ!」 card_100_285_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 「いきなり弾幕ごっこをしかけてきておいて、 card_100_285_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, どうしてそう上から目線なんですか……。 card_100_285_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, そもそも、今は仕事中なので、 card_100_285_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 放っておいてほしいんですが……」 card_100_285_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_285_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 今日も今日とて妖怪の山の巡回を行っていた椛だったが、上司である文に見つかってしまった。 card_100_285_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, 暇をちょうど持て余していた文は稽古と称して椛に弾幕勝負を仕掛け……そして今に至る。 card_100_285_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, 「待てと言われて待つ敵はいません。平和な日々が card_100_285_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 続いたせいで気が抜けているようですね。 card_100_285_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, やはりあなたは私が card_100_285_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, 鍛え上げなくてはならないようです」 card_100_285_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_285_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, 「暇だからって部下にちょっかいかけるのは card_100_285_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, やめてください。私たちは暇じゃないんです」 card_100_285_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 確かに、椛だって毎日真面目に仕事をしているわけではない。時にはサボリもする。 card_100_285_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、だからといってたかが気まぐれで仕事を邪魔されてはいい気もしない。 card_100_285_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, つまるところ、椛はこの身勝手な上司に辟易へきえきしている。 card_100_285_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, 嫌な態度をとることすら許されない天狗の階級社会なんて滅んでしまえ、と思う始末だ。 card_100_285_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_285_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 「さあ、まだまだこれからですよ! card_100_285_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 立派な防衛役になれるように、 card_100_285_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 稽古をつけてあげましょう!」 card_100_285_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_285_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_285_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, この勝負が終わったら文よりも偉い天狗に言いつけてやろう。 card_100_285_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, すさまじい速度で飛び交う弾幕を避けながら、椛は心に固く誓うのだった。 card_100_285_00_45 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,