// BOM card_100_297_00,2,36 START, SET_CARD_BG_IN,100297, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 「寒いのは苦手よ。だって、私はアゲハ蝶だもの」 card_100_297_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_297_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, そう言って、エタニティラルバはクスリと笑った。 card_100_297_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女はアゲハ蝶を司つかさどる妖精。昆虫の成長、再生、そして変態を体現した真夏の妖精だ。 card_100_297_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, 暖かい場所や太陽の光を好み、普段は太陽の畑でのんびりと過ごしている。 card_100_297_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 他の妖精と同じく温厚で、どこかで戦闘があったとしても、ちょっと顔を出す程度。 card_100_297_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 昆虫なので寒さは嫌い。 card_100_297_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 太陽の光がまともに当たらないからと霧の湖には近づかないし、 card_100_297_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, 風が強すぎて嫌だからと博麗神社には立ち寄ろうとすらしない。 card_100_297_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, さらに冬ともなれば、あまりの寒さに外出すらしなくなり、 card_100_297_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 魔法の森の洞穴ほらあな奥深くにある別荘で春が来るまで冬眠する始末。 card_100_297_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_297_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, 他の妖精と同じく、知性もそれほど高くはない、はずなのだが――彼女は変わっている。 card_100_297_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, たとえば、とある異変の元凶について知っているかのような素振りを見せたり。 card_100_297_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, たとえば、とある妖精の能力の本質を見抜き、冬の気候を真夏に変えてみせたり。 card_100_297_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 明らかに妖精のレベルを超えた異常な能力を、彼女は時折見せつける。 card_100_297_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_297_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 「ふふふ。私はただの妖精だよ? 神だなんて card_100_297_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_297_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, そんなこと……あるはずがないじゃない」 card_100_297_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1,   card_100_297_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_297_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, 謎めいた妖精、エタニティラルバ。 card_100_297_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 彼女の本質が見抜かれる日は、果たしていつになるのだろうか。 card_100_297_00_24 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,