// BOM card_100_298_00,2,58 START, SET_CARD_BG_IN,100298, SET_BGM,7, MAIN_UI_OFF,1, FADE_IN,500,0, WAIT_SEC,1000, SET_CARD_TEXT,1,1, 草木も眠る丑三うしみつ時。 card_100_298_00_1 SET_CARD_TEXT,1,1, 月の光に、揺れる木々。小動物以外は誰もいないはずの、夜の竹林。 card_100_298_00_2 SET_CARD_TEXT,1,1, しかし、竹林の中の開けた場所に、二つの影があった。 card_100_298_00_3 SET_CARD_TEXT,1,1, 丁礼田舞と爾子田里乃。 card_100_298_00_4 SET_CARD_TEXT,1,1, とある神様の部下である彼女たちは、周囲に誰もいないことを確認すると、互いに顔を見合わせる。 card_100_298_00_5 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_6 SET_CARD_TEXT,1,1, 「誰もいなくて、静かな場所を見つけちゃった。 card_100_298_00_7 SET_CARD_TEXT,1,1, 今日はここで踊りましょう？」 card_100_298_00_8 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_9 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_10 SET_CARD_TEXT,1,1, 「うん、僕もここがいいと思うな。 card_100_298_00_11 SET_CARD_TEXT,1,1, 月明かりが綺麗で、 card_100_298_00_12 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_13 SET_CARD_TEXT,1,1, 何より、風で揺れる竹の音が心地いいもの」 card_100_298_00_14 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_15 SET_CARD_TEXT,1,1, 「でも、お師匠様に黙って、 card_100_298_00_16 SET_CARD_TEXT,1,1, 勝手に踊ったりしても大丈夫かな？」 card_100_298_00_17 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_18 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_19 SET_CARD_TEXT,1,1, 「大丈夫だよ。 card_100_298_00_20 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_21 SET_CARD_TEXT,1,1, たまには僕たちだって主役を張ったっていいんだ」 card_100_298_00_22 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_23 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そうよね。もし怒られるとしても、 card_100_298_00_24 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人一緒なら、何も怖くないものね」 card_100_298_00_25 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_26 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_27 SET_CARD_TEXT,1,1, 「そういうこと。だから、ほら、安心して。 card_100_298_00_28 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_29 SET_CARD_TEXT,1,1, 二人でこっそり踊っちゃおう」 card_100_298_00_30 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_31 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_32 SET_CARD_TEXT,1,1, 普段はバックダンサーとして誰かの応援をしている彼女たちだが、 card_100_298_00_33 SET_CARD_TEXT,1,1, 今宵は誰かのためでなく、自分たちのためだけに舞うつもりらしい。 card_100_298_00_34 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_35 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_36 SET_CARD_TEXT,1,1, 「私たちのためだけに踊りましょう。 card_100_298_00_37 SET_CARD_TEXT,1,1, 月明かりこそが、私たちを盛り上げる観客よ」 card_100_298_00_38 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_39 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_40 SET_CARD_TEXT,1,1, 「僕たちのためだけに舞ってみせよう。 card_100_298_00_41 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_42 SET_CARD_TEXT,1,1, 揺れる木々こそが、僕たちを彩る音楽さ」 card_100_298_00_43 SET_CARD_TEXT,1,1, 　 card_100_298_00_44 SET_CARD_TEXT,1,1, card_100_298_00_45 SET_CARD_TEXT,1,1, 邪魔者なんて誰もいない。影日向に咲く二輪の花を、今宵、咲かせる時が来た。 card_100_298_00_46 WAIT_TOUCH, SKIP_POS, FADE_OUT,500, STOP_BGM, WAIT_SEC,2000, END,